元気つうしん 2019年12月号 Vol. 53

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。いよいよ師走に入ります。つい先日ショッピングセンターに行きましたら「ブラックフライデー」というセールを開催していました。10月末のハロウィンに続いて年末商戦に向かって一直線。小売業のあの手この手になかなか馴染んでいけません。皆さんはいかがでしょうか。

本日は建設業キャリアアップシステム(略称:CCUS https://www.ccus.jp )についてお話いたします。CCUSは建設技能者の経験を蓄積するためのシステムで、そのシステムを利用して技能者の経験や評価に応じた処遇の改善を図るためのものです。技能者は自分専用のキャリアアップカードを所持し、現場に設けられたカードリーダーにかざします。それによって、その現場に1日従事したことがデータとして蓄積される仕組みです。技能者は自分の経験を客観的に証明することができます。企業側も技能者の経験を過去にさかのぼって閲覧できるため適正な評価ができるということになります。

私はこのCCUSこそがこれからの建設業界を守る1つの柱と考えています。現在建設業に従事する技能者は330万人と言われていますが、その3人に1人が55歳以上です。それに対して30歳未満の若手は9人に1人しかいません。建設業界に入る若手人材が不足しているのです。一人親方の皆さんは企業に務める人と違って自らのキャリアを客観的に証明するものがありませんでした。それは若手人材にとって決して魅力的な業界とは言えないのです。

このCCUSが業界全体に広がるためには技能者がキャリアップカードを所持することに併せて企業側も現場へのカードリーダーの配備を進めていく必要があります。業界全体での導入促進のため、経営事項審査においても変更があります。下記の経審改定の内容もご参照ください。

 

【経営事項審査の制度改定】

・Z点(技術力)の改正(2020年4月より施行予定)
技術職員数(Z1)は現在、登録基幹技能者に3点、技能士1級に2点が付与されています。改正案では2020年度より『建設キャリアアップシステム』を活用した4段階の建設技能者の能力評価制度(カード交付)が原則化されるのを受けて、『レベル4』の建設技能者には3点、技能士1級と同等と評価される『レベル3』の建設技能者には2点が付与されます。

・W点(その他の審査項目〈社会性等〉)の改正(2021年4月より施行予定)
『知識および技術または技能の向上に関する取り組み状況(W10)』の評価項目が新設されます。具体的には、技術者について『CPD』(継続能力開発)の取得状況を評価し、所属技術者が1年間で取得したCPD単位総数を、所属技術者の総数で除した数値に応じて5段階で配点します。技能者については、基準日前3年間において『能力評価基準』でレベルアップした技能者の数を所属技能者の総数で除した割合に応じて3段階で配点します。(レベル4技能者は所属技能者の総数からは除く。)なお、企業ごとに技術者と技能者の割合がさまざまなため、公平性の観点から最大10点を上限として技術者・技能者の比率に応じてそれぞれの取り組み状況を合算して算定します。

・W点=建設業の経理の状況(W5)の改正(2021年4月より施行予定)
経理状況(W5)は現行では会計士や税理士、建設業経理士などの資格保有者が対象ですが、企業会計基準などが頻繁に大きく変更されている現状を踏まえ、改正後は継続的に専門的な研修を受け最新の情報・知識の習得に努めている者のみが評価対象となります。つまり資格取得・試験合格だけでは評価対象とはせず、講習などを修了した建設業経理士の数のみが評価対象となります。

 

~お知らせとお詫び<再掲>

12月6日~18日までの13日間、カンボジア出張のため不在となります。メールは確認いたしております。携帯電話は事務員が着信やメッセージを確認しておりますので、折り返しこちらから連絡させて頂きます。ご不便をおかけいたしますがご了承ください。


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