公共機関の雇用対策にも色々なものがあります

 全国的に緊急の雇用対策が必要となっていますが、各自治体により様々な対策が講じられています。

 例えば金沢市が行う技術系職員の前倒し雇用といった直接的な雇用効果を得るものや、青森県が除雪作業の発注を建設会社に作業員を新規雇用することを条件に随意契約をするといった「見返り型」もあります。

 ちまたでも言われていますが定額給付金よりもこうした方向に資金を投入する方が景気・雇用の両面に寄与するため効果が大きいと考えています。

 公共工事も前倒し発注が行われて年度末より少しはやく道路工事などよく見かけるようになりました。しかし前倒しは決して発注量が増えるわけではありません。当面の運転資金を得て持続可能な間に企業内部で何らかの止血措置が必要であることを忘れてはいけません。