基本情報処理技術者と親方の話

 もうすぐ某資格系学校で基本情報処理技術者試験の講義をすることになっています。内容はアルゴリズムから試験直前までの担当です。今日アルゴリズムの講義予習を行いましたが、「非常に懐かしい・・・」が感想。その昔第2種情報処理技術者と呼ばれた試験区分のころに学習しました。
 でも、「非常に懐かしい・・・」っておかしいんですよね。IT系技術者の基礎となる試験区分。試験内容には当たり前のように(空気のように)使っている技術もあれば試験勉強依頼一度も使ったことがないものもあります。このアルゴリズムに関してはその中間。
 というのもアルゴリズムの原理は大切だけれど、そのアルゴリズムを使うにも今はライブラリ化していてブラックボックスで使えてしまうからです。でも原理は大切。
 これと同じ話を以前、貝塚商工会議所の建設部会研修会でうかがったことがあります。話のお相手は親方。「のこぎり、カンナが無くても今はプレカットで木材は入ってくる。それでものこぎり、カンナが使えない大工って職人と言えるか?」
 ライブラリがあれば使えるアルゴリズム。原理が分かっていないと思わぬ場面に遭遇したときに対処できませんよね・・・