娘の自転車練習で教えられたこと

あまりプライベートのことは書かないのですが、とても大切な学びがあったので、親ばかモードも織り交ぜつつブログを書いています。
先日、娘の自転車練習につきあっていました。(写真は最近私の手帳に落書きした娘の絵です。ハートがお気にいり。ハートをさかさまにするとモモだそうです。)
少し前から補助輪を外す練習をしています。当然のことながら何回も転びます。痛いです。だから娘はこの自転車練習を嫌っています。今回も最初は嫌がっていましたが、そのあと公園で遊ぼうという条件で練習することになりました。
しっかりペダルをこぐこと。ハンドルはまっすぐ。足元を見ずに前をしっかり見る。
この3点だけを確認しながら何度も何度も練習。すぐにこけそうになると足を着いてしまうので、「10数えるまでがんばって11でブレーキや!!」という約束をして再度練習。何度も何度もやりました。娘は諦めようとしますが、そこは少し厳しめに言い聞かせて、乗れるまで帰れないという雰囲気づくり。
ほんとに何度も何度もやりました。そして10数えるまでしっかり乗ることが初めてできた瞬間。私と家内は本当に喜びました。これでもかって喜びました。そして「できたやん!!!」と褒めまくりました。娘は照れていました。
この感覚を忘れないよう再び何度も何度も練習・・・
そして私の学びはここからです。
1回はうまくいったものの、連続しては成功しません。娘を励まし励まし続けていたのですが、「パパとママが喜んでくれるからがんばる!」と一言言ってくれました。
言われたからではなく、自らの意思で「がんばる」と言ったのは初めてのような気がします。いわば自主性がうまれた瞬間です。きっかけは「誰かが喜んでくれるから」。エネルギーの源は「私にもできた!」という自信でしょう。
「私にもできた」と「誰かが喜んだ」は人にとって本当に大切な要素だと思います。「私にもできた」は自分を認めること。自分を好きになることにつながります。「誰かが喜んだ」は自分の存在価値、自分の居場所が明確になるということです。
この2つが組み合わさると「生きがい」になるのだと。私が同友会で学んでいる「自主」そのものです。人は皆、なんらかの可能性を持っています。その可能性を見つけ出し、伸ばし、育てていく。それが「生きがい」であり、その先に「最高の生き様」があります。とても大切なことを5歳の娘の一言がきっかけになって学ぶことができました。
明日からちょうど経営指針確立成文化セミナーの理念コースリーダーです。とてもいい気持ちの状態で入れそうです!!