維持修繕は囲い込みが必要

建設投資は40兆円で下げ止まり、維持修繕の割合は今は3割程度ですが5割ぐらいまではいくでしょう。
とすれば新築20兆円、維持修繕20兆円ということです。
しかし維持修繕に経営資源を集中するのではなく、新築から維持修繕そして解体建て替えまでライフサイクル全体で考える必要があります。
そのために必要なのは提案営業とプランニングという力を現場で鍛えることです。
顧客が問題に気付き課題が顕在化したあとでは提案も優位に進められず価格競争に陥りがち。潜在課題、特に将来起こりうる課題を顧客に提示し対応計画を共有することがプランニングです。これが囲い込みです。
住宅、マンション、工場、インフラ等様々ですが設計施工のプロとしてだけでなく、もっと顧客に寄った視点で、人の生活や企業の経営、社会のまちづくりといった顧客の目的そのものの観点で望むことが必要です。