障がい者問題を通して人を生かす経営のあり方を学ぶ

障害者問題全国交流会参加している中小企業家同友会の全国行事が9月に大阪で開催されます。

『第16回障害者問題全国交流会』

日時は2012年9月13日~14日。場所は帝国ホテル大阪。参加費は18,000円。

この問題について意識したのは1年ほど前。カメのようなペースですが、少しずつ勉強しています。

障がい者問題といいますと、作業所や就労を支援するところが最初に思い浮かびます。障がい者雇用に高い意識で取り組む方々が先頭にたって活動している一方で、その他の方々は「そうした意識が高い人がやっているから・・・」とか「うちでは無理」といった意識ではないでしょうか。

「いつか誰かが」ではなく、「今、自分が」という意識で取り組みたいものですが、まずはどこか他人事といった考えを改める必要があります。この世の中には就労において残念ながら「弱者」が存在します。それは障がい者だけではありません。そうした「弱者」が自由に働ける。すなわち「弱者」が存在しなくなる。そうした社会を形成することは、企業の経営環境の改善そのものです。だから自社の存続・発展、さらに社員や家族を守るために経営者が当然に取り組まなければならない問題なのです。

障がい者問題=障がい者雇用 ではありません。障がい者雇用は大きな要素の1つですが、障がい者が「自由に働ける」職場づくりはすなわち人を生かす職場への道だと考えています。

人それぞれの個性に着目し、その人が自社の仕事に取り組んでもらうには何が必要か。「こいつはほめて伸ばそう。こっちは叱って伸ばそう。」なんて考えている管理職の方々がいると思います。人の個性に着目した考えです。この延長です。「この人はここが不自由だから、こうして伸ばそう」です。そのために創意工夫することが企業を強靭にするように思っています。

つらつらと書きましたが、もともとこうした考えだったわけではありません。1年間障がい者問題に末席ながら取り組んできたなかで変わってきたのです。

そうした大きな気付きが得られる交流会です。

是非、皆さん、ご参加下さい。