『プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫 I 43)』

 さらに引き続き書籍の紹介です。実は何冊もの本を並列で読んでいるのですが、今回は読み終わりが集中しました。
 『プレゼンに勝つ図解の技術 (日経文庫 I 43)』です。タイトルでは図解が中心のように思われますが、プレゼンの方法論全般にわたって記載があります。もちろん図解部分が一番ページがさかれており全ページカラーですぐに応用できそうな図が豊富に掲載されています。
 私もよくプレゼンすることがありますが、いつも頭を悩ませるのは配色です。どうも美的感覚に乏しいようでいつもセンスが感じられない色合いが多くなってしまいます。こうした本に掲載されている図を見ると「さすが・・・」と感心してしまいます。
 本書の導入では「プレゼン経験がある人を意識して書いた」とあるのですが、全般的に初歩的・基本的なことが中心です。そのため突飛なテクニックなどは書かれていませんので、これからプレゼンを行う準備をすすめる人などに良いのではないでしょうか。本書にも書かれていますが、プレゼンの要は構成だと思います。何を伝え、プレゼン後にどういった行動を採ってもらいたいのかを明確にし結論を先に述べるのか後回しの方が効果的なのか・・・考えればきりがありませんが、この本を参考に体系だてて考えるとうまくまとまるかもしれません。