どれだけの「気付き」を与えるか

 最近思うことがある。経営相談を受けているとき、いつのまにか相談者に気付いてもらうように配慮して誘導しているように思える。これは自分でもあまり意識していなかったのだが、今日はっきりと意識することができた。もちろん喜ばしいことで自分の考えを押し付けるよりも相手が「そうか!」と気付き納得してもらう方がうまく進むからである。そう考えれば考えるほどメールやWeb相談の限界も合わせて認識している。それは面談の際に相手の様子をうかがいながら話の進め方を頭で考えているからで、顔・表情が見えない上に1つのメール・回答は決して双方向のコミュニケーションではないからである。だからどうしても「押し付け」っぽくなってしまう。効率は悪いのだがやはり面談するのが一番いいと考える。その一方で「押し付け」にならないメールやWeb相談のあり方も模索していきたいと考えている。