コンパクトシティ(まちづくり)

 現在、思うところあって「まちづくり」についての書類を読み漁っている。「都市計画」が官主体であれば、「まちづくり」は民主体である必要がある。中心市街地の活性化のために大型店舗を郊外に押しやったため、都市部ではドーナツ化現象が起こっている。集客力のある大型店舗を中心に消費者の行動パターンも変化するからである。また、郊外の不便な位置に店舗があるため、来店に車が必須であり環境面でも悪い影響が出ている。
 今また中心市街地の活性化が重要視されているがすべてにおいて共生(コミュニティ)が大切であると思われる。大型店舗が駅前にあっても良い。人が集まればその周辺にも活気が派生するものである。(丁度、お城と城下町のように。。。)環境面を考えれば車を使わずに生活できる「まち」の存在が不可欠なのである。その本当に有意義な「まちづくり」は住民が中心となり進めなくてはならない。そして地域密着と呼ばれる医療・福祉・建設といった業種からの積極的な関与も不可欠である。
 まちに何が必要かを住民が考え公共投資でもって整備していく。そんな当たり前の仕組みが自然に実行されるようになってもらいたいものである。