平成20年度(第2回)超長期住宅先導的モデル事業の採択事業の決定

 いわゆる200年住宅構想の実現に向けたモデル事業である「超長期住宅先導的モデル事業」の採択事業が決定した。今回で2回目となる本事業でも多種多様な事業が採択されている。

 超長期住宅は技術的な耐久性能向上も大切であるが、長い期間で保有者が何度も交代するため過去の改修履歴が参照できるというソフト面での整備や中古住宅の評価(固定資産税・減価償却の仕組みも含む)、流通など多岐に渡って克服しなければならない課題がある。

 さらには今後新しく建つ住宅への対応だけではなく、既存住宅についてどう考えるかも重要なポイントで今回採択された事業も既存住宅に着目したものが何点かあった。

 今後、こうしたモデル事業が計画から実行段階に移るにしたがい、どのような課題があらわれ、どう克服されていくのか注目していきたい。