最近、とある商店経営研究会の方々を前にセミナーでこう話したことがある。「顧客を満足させるためには顧客に接する社員を満足させる必要がある。顧客に満足させる社員を満足させるためには経営者自身が経営を通して満足していなければならない。」
多くの企業で派遣切りなどの雇用調整が行われている。一部の大手企業では社内にノウハウが蓄積しないため派遣社員を順次正規社員に切り替えるとのことである。どちらも企業収益のためということだ。大企業はそうせざるを得ないほど母体が大きくなって企業存続のために社員に満足させることを諦めてしまったように思える。中小企業は何と言ってもその要は「人」なのである。大企業と同じことをする中小企業に明日は無い。
欧米諸国の株主満足を第一に掲げた経営は狩猟民族にフィットする考え方だ。大地に根を張り共同作業で各人・各家庭が幸せに暮らしていける社会を形成する農耕民族である日本にはやはり社員を満足させることが第一であると私は考える。
そうした思いをより一層強く認識させてくれた1冊であった。
この本は1年ほど前に出版され、そのときにラジオ番組で紹介されたのを聞いていた。ラジオのなかで日本理化学工業株式会社のエピソードを聞いて是非読んでみたいと思ったのだが記憶の片隅で忘れかけていたころに書店で出会った。「お前は読んでおくべきだ」と言われている感じだった。
「いい会社」とは何か?
それは何かの受け売りではなく経営者自身が自分の理念に従って結論付けなければいけない重要な命題である。
「いい安田コンサルティング」とはどういったものか?
それを考えながら、経営者にもこの命題を問うてみたいと思う。
はじめまして。
あさ出版の木内と申します。
このたびはブログにて「日本でいちばん大切にしたい会社」を
ご紹介いただきまして、ありがとうございました。
公式ブログでお礼の記事を
書かせていただきましたのでぜひご覧ください。
プロのコンサルタントの方に
読んでいただけるのは
出版元としてとてもうれしいです。
秋には続編が発売される予定です。
これからも応援よろしくお願いします!
ありがとうございました。
木内様
コメントありがとうございます。
拝読して私自身多くのことを学びました。今後のコンサル活動に活かしていきたいと考えています。
続編が発売されるとのことで、そのときは是非購入させていただきます。