確かに経営は不格好で、でもおもしろいです!


『不格好経営』南場智子著

週刊ダイヤモンドの紹介記事で見つけたこの本は本当に刺激的でした。DeNAの歴史を創業者の目線で語るのだからすべて臨場感に満ち溢れています。
ドタバタの歴史はテンポよくページが進み、ユーモアも溢れニヤニヤしながら読んでいるといつのまにか涙を誘う。読んでる方もドタバタに巻き込まれます。
マッキンゼー出身でコンサルタントだった著者のコンサルタント感は自分に照らし合わしてフムフムと納得する一方で『そりゃ違うやろ』とツッコミも。違うところを拾ってみれば、それは私が一人のコンサルタントである前に一人の経営者であることからくる違和感だとわかった。納得。
7章の『人と組織』のところは少し理屈じみていて好きになれないけれど、自分が苦手とする『チーム』で進むことについてはやはり『任せる』や『頼る』ことがポイントなんだなぁと頷くだけだった。
この本を読んで欲しい人が頭の中に二人浮かんでいます。一人には今読み終えた本をプレゼントし、もう一人にはギフトで贈ることにします!