統計の検定の話

 仮説を検定する際に使われる統計学的手法があるが、深いところまで理解しないと検定の名称とその用途が結びつかない。
 資格系の講義をする際にいつも下記のように簡単にまとめている。
 t検定・・・集合から抽出した部分集合の平均値の差を検定
 f検定・・・集合から抽出した部分集合の分散の差を検定
 χ2検定・・・集合から抽出した部分集合の比率の差を検定
 二項検定・・・一定確率で起こるとされる事象の出現率を検定(サンプル数少)
 正規検定・・・一定確率で起こるとされる事象の出現率を検定(サンプル数大)
 これだけ箇条書きにしても何の意味もわかないかもしれない。
 全国一斉でテストを行い、全国平均、全国分散が発表されていて、自分のクラスでも同じような平均、分散かを検定するのがt検定、f検定。
 χ2検定は全国人口の男女比が自分の町内でも同じような比率かを検定する。
 サイコロを100回振って、1の目の出目が確率的に正常といえるか検定するのが二項検定。
 100回じゃなく10000回なら正規検定。
 いかがだろうか??