織布会社を見学

岸和田市の異業種交流会にて市内の織布会社を見学する。泉州地域は繊維の街。しかし中国製品に押され何らかの差別化を図らなければ生き残るのが難しい状況である。今日訪れた織布会社もそうした差別化を行い経営を続けている企業。工場はIT技術との融合により自動化が進む一方で検品など人の手でなくてはならない作業はベテラン従業員が力を発揮している。織布というと手工業のイメージではあるが完全な設備産業であったところは驚いた。機械化と人が持つ技術がうまくかみ合ったという印象が強かった。
社長から教わった業界(?)話を1つ。布を織るには縦糸と横糸を交互に編む(?)わけであるが、この業界、縦と横ではなく経と緯という漢字を使うそうである。そう、地球の緯度と経度の線はちょうど織布のイメージなのである。