隣の空き地で始まった住宅建築工事・・・営業機会損失とクレーム

こちらの事務所(賃貸マンション)の隣は住宅用地として空き地になっています。今日から「突然」工事が始まりました。分譲中と書いた看板からすると販売者は大手S社。

「突然」と書いたのは工事着工の際に工務店などは必ず行うべきである近隣住民への挨拶まわりと工程説明が無かったから。

この挨拶周まわり。工事の騒音や重機の出入りで少なからず付近に負担を強いるため、その配慮として行うものですが、もう1つ、営業的な目的もあります。どういった工事を行うのか説明するとともに、その工事が必要となった理由、自社の施工の特徴、相手側の希望によってはその価格まで「説明」という名の重要な「営業」機会なのです。ある。

空き地の別隣りは戸建て住宅。そちらの方には挨拶まわりにいったのかもしれない。で、「こっちは賃貸マンションだからまぁいいか。」なのかもしれない。

Phm11_0229 でもそれはあまりに短慮。戸建住宅の住民に新しく家を建てる工事の説明をしても仕方がない。潜在顧客はあきらかにこちら側の賃貸マンションの方が多いに決まっている。もちろん発せられるクレームの数も同じ。

「S社ってそういう仕事をするのか・・・」とささいなことで悪い方のレッテルが貼られてしまう。

反面教師として「見習ってはならない」。今度の建設業経営セミナーの雑談で使おうかな・・・