雑誌「建築知識」の付録DVDで現場管理の社内講習はいかが?

 大手企業であれば現場の工程ごとのチェックポイントは標準化され、チェックシートやモバイル端末を使った点検・チェックが行われている。しかし、中小企業は属人的なチェックに留まっていることが多く、また一人についても各現場で場当たり的なチェックしか行っていない場合にはチェック漏れなどが発生する。しかし各人、経験を活かしたチェックのコツを持っているのも確かであり、これらを社内で共有化することは品質向上、手直し工事の防止に有効である。
 『建築知識 2008年 09月号 』には木造現場管理のチェックポイントを凝縮したDVDが付属している。同誌は毎号ではないが、こうしたDVDを付録としてつけている。1時間ほどの時間でチェックポイントを現場で具体例を指し示しながら紹介している。活用方法としては社内勉強会の場でこのDVDをみんなで見て、意見交換することが効果的だ。必ず意見交換の時間を採る事が大切で、見るだけでは何も生まれない。まとまった時間が確保できなければ1時間のDVDを半分、または20分ごとに区切って数回にわけるとよい。もちろん毎回かならず意見交換の時間は設ける必要がある。参考になる部分だけを盗んで現場管理の向上に役立ててほしい。