今日からできる営業力強化

 12月1日よりホームページに新しいコーナを追加します。名づけて「今日からできる営業力強化」。
 これは少ない予算ですぐ実行に移せる販売促進ネタを連載するものです。
 第一回は名刺。私の名刺をもとにどうすれば印象深く、なおかつ導入部分の話題を提供してくれるような名刺ができるのかを解説しています。(メールマガジンの方でも同じような話題に触れましたがイラスト付きなのでこちらの方が分かりやすいです。)
 私の名刺、細かいところも含めると毎月バージョンアップしています。毎月変わるので印刷屋さんには頼みません。自分でプリンタで印刷しています。印字品質は落ちますが、印字品質よりも大切なものがたくさんありますので・・・
 順次コンテンツを拡大していきますので楽しみにしてください。

建設人ハンドブック2006

 以前紹介しました書籍「建設人ハンドブック (2006年版・時事解説)」をやっと手に入れることができました。取り寄せてもらえばすぐ入手できたのですが、急いで読む必要もなかったので自然に出会うのを待っていました。
 見つけたのは大阪梅田の紀伊国屋書店。
 内容の一番注目すべきはやはり公共工事品確法です。実現されれば非常にすばらしい法律なのですが、書の中でも地方自治体への展開が問題点として指摘されています。自治体の中には法律の名前すら聞いたことがないという担当者もいるようです。目先の仕事に追われて探究心が失われるとこうなってしまうのでしょうか・・・少しアンテナをはっておくとすぐに入ってくるような情報なのに・・・
 その他にも建設市場の移り変わりや、新しい技術などの紹介もあり税込み840円は安いと思います。皆さんもいかがでしょうか?

ゼネコン受注減少

 建設通信新聞より。
 公共工事の減少を民間建築市場への積極的な展開でカバーしていく動きがここ数年あり、その効果から大手・準大手を中心に利益構造が改善していた。その改善度合いが頭打ちのようだ。受注増と原価削減を並行して進めていたのだが、お互いに大きな効果が得られる策は打ち終わったということだろうか。また首都圏での大型案件が少なくなってきたことも影響しているらしい。
 大手・準大手は小さな工事案件に対応することは難しく、今後の展開は海外への市場拡大やPFI事業や指定管理者制度の利用などへの業務拡大へとシフトしていく。
 中小企業については元請としてPFI事業などへの展開は困難であり、大手・準大手が手を出しにくい小さな工事に地域密着で細やかなサービスと品質を伴って対応していくことが生き残る道である。進む道が違っていれば不要な競争を行わなくて良い。住み分けができるようになれば競争相手は同規模事業者となる。新たな差別化戦略が今後重要になってくる。

今日買った本

 今日、楽しそうな本を買った。
 何が楽しそうかというと今一番興味がある分野のエッセンスが詰まっているからだ。
 本のタイトルは『図解 よくわかる建築・土木―しくみと基礎知識』。内容は建築や土木の施工方法などについて簡単に解説したものだ。例えば「ダムはどうやって作るのか?」、「橋はどうやってかけるのか?」、「人工島はどうやって作るのか?」に対する答えがある。
 以前、建築に関する知識本を買ったことがある(『図解雑学 建築―絵と文章でわかりやすい!』)が、それは建築の話ばかりで土木のものはなかったので土木関連の同様の本が欲しいと思っていた。
 興味のない人には何が楽しいのか伝わらないと思うが、まぁそんなもの。
 仕事で訪問する建設会社の技術者の方と少しでもお近づきになれればと思う。

@nifty C-PASが終了・・・

建設系の情報サイト「@nifty C-PAS」が12月27日に終了する。(詳細記事はこちら)
数少ない建設系のポータルとして利用していたのだが残念である。
C-PAS以外にも建設系ポータルサイトはいくつかあるが、一言でポータルサイトといっても情報提供系とマッチング系にわかれているようだ。マッチング系は厳密にはポータルサイトと言うべきか悩むところだが、殆どが企業登録検索の機能が主となっている。最近できたポータルサイト「コンスト・ジャパン」もそうである。ただ単なるマッチングのサイトであれば登録企業数や検索機能が差別化の対象となるが、さらには受発注の初期段階として見積もりをとる機能などがあれば良いように考える。
純粋に情報を提供するスタンスのサイトは少ないように思えるがマスメディア系(例えば建通新聞社の「こちら建設IT編集室」)には色々とあるようである。
建設業界に関する様々な情報提供は業界に携わる企業はもちろん、一般の消費者に対しての業界イメージ向上にも繋がるために積極的に行っていくべきだと考える。

リフォーム業者の信用補完

 日経産業新聞から。
 フジモリ産業がリフォームサポートサービスを行う。これはリフォームに関する内容調査や折衝代行を行うもので、設計依頼する建築士も組織化された中から選択ができたりする。
 このビジネス形態をNPOか何がで実現できないかとずっと考えている。リフォーム業者に足りないのは「信用」。それを何かの形で補完する必要がある。リフォネットに登録するのも一つの手ではあるが、知名度から効果が大きいとはいえない。できれば公的な機関が地元のリフォーム業者を組織化して地域密着型で知名度をあげていくことが一番有効と考えている。
 はやく具体的な形にして動き出さねば・・・

建設業経理事務士の願書提出

 建設業経理事務士試験の願書を提出しました。今回受験するのは1級の財務諸表。合格すれば晴れて1級となる。(残りの2科目は昨年合格しました。)
 経営事項審査の加点対象から外れるという話が進んでいましたが、取り止めとなりました。結局引き続き加点対象となります。建設業振興基金のホームページから「建設業経理事務士(経審加点評価)の重要なお知らせについて 」にて参照できます。これには正直ホッとしました。外れてしまうとどうしても廃れていくような気がしてましたので。
 受験申込期間は今月末まで。1年に1回の試験なのでくれぐれも願書の出し忘れに気をつけてください。

借金したら金は増える・・・

 「借金したら金が減る」VS「借金したら金が増える」
 どちらだと思いますか?この問いかけは21日の研修で先生が言われていたこと。当たり前のことですが、借金したら手元の金は増えます。現金、借入金の両方が増えて総資産が増加します。(企業的な考え方で家計には馴染みませんが・・・)その先生が言われていたのは「借金したら金が増える。無駄に使うから減るんだ。」ということでした。なるほど・・・
 資金繰りで苦しい中小企業は多くあります。その多くの経営者が苦しいからなんとか売上を伸ばさないと・・・と考えます。小企業・零細企業であれば正解。ヘタな小細工などせずに売上を伸ばすことを第一に考えます。もう少し規模が大きくなってきたら・・・資金の回し方を考える必要があります。売上伸ばしても売掛金ばっかりじゃ成績良くみえるんですが、入金より前に支払が来ますよね。この入金と支払の期日差が小さくなるよう、あるいは他の売上入金タイミングを支払にあてて運転資金を回すことが重要です。改めて言うまでも無く資金繰計画の大前提なのですが、多くの経営者は資金繰計画ではなく目先の「資金繰予定」とにらめっこしているに過ぎません・・・
 じゃあどうすればよいか?「資金繰計画」を立てるのです。月別で向こう1~3年。作ってみたらすぐに行き詰ります。「ここ2ヶ月はいけるが3ヶ月目にショートする・・・」。そこであきらめない。行き詰った要因を分析してください。3ヶ月目にショートするということは今月の売上が足りないのではないでしょうか?いくら足りないのですか?この「いくら」をすべての従業員が理解できる単位にまで落とし込みます。「今まで1日で10個の注文だったのを12個に増やせばよい。どうしたらよいか?」この質問ならすべての従業員で協議できます。経営における根本の問題を現場で解決することができれば多くのことがうまくいくでしょう。
 一度是非考えてみてください。

基本情報処理技術者と親方の話

 もうすぐ某資格系学校で基本情報処理技術者試験の講義をすることになっています。内容はアルゴリズムから試験直前までの担当です。今日アルゴリズムの講義予習を行いましたが、「非常に懐かしい・・・」が感想。その昔第2種情報処理技術者と呼ばれた試験区分のころに学習しました。
 でも、「非常に懐かしい・・・」っておかしいんですよね。IT系技術者の基礎となる試験区分。試験内容には当たり前のように(空気のように)使っている技術もあれば試験勉強依頼一度も使ったことがないものもあります。このアルゴリズムに関してはその中間。
 というのもアルゴリズムの原理は大切だけれど、そのアルゴリズムを使うにも今はライブラリ化していてブラックボックスで使えてしまうからです。でも原理は大切。
 これと同じ話を以前、貝塚商工会議所の建設部会研修会でうかがったことがあります。話のお相手は親方。「のこぎり、カンナが無くても今はプレカットで木材は入ってくる。それでものこぎり、カンナが使えない大工って職人と言えるか?」
 ライブラリがあれば使えるアルゴリズム。原理が分かっていないと思わぬ場面に遭遇したときに対処できませんよね・・・

研修3連ちゃん

 中小企業大学校東京校主催の「経営計画策定支援研修」を受講してきました。一昨日、昨日に続いて研修の3日目。重なったとはいえ、自分への投資。きちんと業務レベルアップに活かしていかなければなりません。
 経営計画には利益計画と資金計画が重要です。利益計画は損益分岐点分析が重要になってきます。ここで参考になったのは変動費、固定費の考え方。財務系システムを導入していれば変動費、固定費の切り分けは比較的容易ですが、システム化されていない個人事業主(ひとり親方)や家族経営の小さな企業の場合はそうもいきません。結局、毎月固定でかかる経費を固定費として、粗利率との計算で算出します。使う公式は同じでも考え方がクライアント指向でわかりやすい。これが「使える」ということなのだと感じました。
 利益計画には損益分岐点売上高に確保したい利益、借入金の返済に充てる金額などを加味して利益計画と資金計画がリンクしていきます。資金計画、「働いても働いても銭が残らない・・・」そう考えている経営者は多いはずです。この仕組みは簡単。掛けでもいいから「売って売って売りまくれ」これが問題なんです。売上高が高く、将来の資金が見込める売掛金が多い。決算書上はとても優秀なのですが、資金(キャッシュフロー)ではむしろ落第点となるわけです。これを経営者が理解していないとさっきのセリフみたいになるのですね・・・
 ちょっと研修続きで夜の飛行機では頭痛がしてました。知恵熱でも出たのかもしれません。しかし忘れないうちに知識を自分のものにしなくては・・・