マインドマップ

 最近、自分の中でマインドマップがブームになっている。
 私は受講したセミナーの内容や読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうので簡単に記録に残す方法は無いかと考えていた。そんな矢先にであったのがマインドマップである。それ以外にも議事録作成などにも有効である。社内でマインドマップという共通のプラットフォームを育成すれば効率アップも期待できる。
 何よりいいのは簡単に記述できるということ。移動中は殆ど読書をしているのだが、最近になって栞の代わりに古くて使えなくなった名刺を挟んでいる。裏面が白紙のものしか利用できないが、この白紙部分にマインドマップを書き込んでいる。名刺ぐらい厚手のものでないと移動しながら記入することが難しいのである。
 今後、ホームページでやっている書籍紹介の場でもマインドマップでの公開を考えている。

今後の建設業のビジネスモデルに関する提言

建設経済研究所が5月25日に『今後の建設業のビジネスモデルに関する提言』というレポートを発表した。建設業が生き残る活路の道しるべとして重要な構成となっている。中で紹介されている内容は以下の通りである。私自身が特に重要と考えるものは赤字にしてある。

1.建設市場等の変化への対応
・施工能力を活かした川上・川下部門やフィービジネス等のソフト部門等への展開
・再編の更なる促進
・海外市場進出 等
2.企業経営の新たな課題への対応
完工高重視から利益重視へ
・IR、CSR等の取り組み強化
・新会社法制の積極的活用
・新会計制度への対応
・独立禁止法、入札契約制度改革への対応 等
3.建設生産システムの健全性確保への取組み
・不必要な重層下請の排除
元請下請関係の適正化
・建設労働者の労働条件の改善
IT活用等による生産性の向上 等

是非ともレポートを熟読して欲しい。

新たな「建設マスター」が436人誕生

 建設産業において優れた技術・技能を所持する人材が不可欠である。国土交通省は平成4年から毎年「優秀施工者国土交通(建設)大臣顕彰者」を選定し顕彰している。今年は第15回目で新たに436人の通称「建設マスター」が誕生した。合計数にして5,203人である。現在建設業に従事する人は450万人程であるから約9000人に1人に与えられる称号ということになる。
 地道ではあるが建設業全体の活性化につながる活動として私はこの制度がとても気に入っている。

■国土交通省の発表資料:
 平成18年度優秀施工者国土交通大臣顕彰について
 -トップレベルの技能者である「建設マスター」が新たに436名誕生-

建設マスターの制度紹介ページ

ヨイケンセツドットコムのリニューアル

 建設業振興基金が運営する建設業に関する情報サイト『ヨイケンセツドットコム』のトップページがリニューアルしている。
 トップページのメニュー上位3が「新分野進出情報」、「財務・経営相談情報」、「経営支援情報」となっており、建設業支援の姿勢を反映させた構成といえる。
 検索機能もついているが、「融資」や「経営相談」などのキーワードを入れても参照したいページはみつからず単にキーワードが合致した個々の文章が掲載されるだけであった。機能だけでなく使用性にも追及してほしかったところである。

市外局番0724が変更になります

明日28日より0724の市外局番が072になります。
それに従い安田コンサルティングの電話・FAX番号も変更に。
電話/FAX 旧:0724-37-6266 新:072-437-6266
※いままで市外から掛けていただいた方は変更の必要ありません。

近畿総合通信局の案内はこちら。しかし納得いかないのはこの案内文。

既に市外局番が「072」となっている寝屋川、堺、茨木、池田などの地域との通話は、市外通話ですので、これまでどおり、市外局番からダイヤルしてください。また、今回の番号変更で市外局番が「072」となる八尾地域(現市外局番「0729」)との通話も、市外通話ですので、市外局番「072」からダイヤルしてください。」

また「パンフレット、封筒、名刺などの印刷物、看板などの電話番号の変更のご準備をお願いします。」も大事です。市町村合併があったり市外局番が変わったり、少しは印刷業界は潤っているのでしょうか・・・建設業界には関係のない話ですが・・・

アスベスト除去作業チェックシート

建築物の解体やリニューアルを行う場合、アスベスト除去作業が必要になることが多い。昨年7月に石綿障害予防規則が施工され、アスベスト除去作業において法令・規則の遵守がより一層求めらるようになった。そして何より作業者の安全のため正しい作業手順の教育などが重要となる。
社団法人全国建設業協会では『アスベスト除去作業チェックシート』を販売している。一部500円で繰り返し利用することができる。特徴は以下の通り。
1.作業所での実施事項を予防規則で定められている事項を中心に列挙
2.実施事項を確認してチェックを入力(水性ペンにて繰り返し利用可能)
3.石綿粉塵の発生量に応じたレベルを表示
4.それぞれの作業がどの法律に基づいているか表示
5.建築物におけるアスベストの使用部位、アスベスト含有建材をはじめ、保護具、設備機器や床・壁の養生等を写真や図表により表示

作業の品質を一定レベル以上に保つためにはチェックシートの活用が有効である。是非とも活用してみてほしい。

建設業の再生に向けた経営革新の促進施策について

 建設ジャーナル(2006年5月号)の記事より
 国土交通省は建設会社の合併や協同組合の設立などの経営統合、および技術・ノウハウを活かした農業・福祉・環境等の新分野進出など経営革新の取り組みを促進している。
 1.ワンストップサービスセンター事業の実施
 詳細は建設業振興基金が設置するホームページにて参照できる。中小建設会社からの問い合わせや相談に対応する「建設業総合相談受付窓口」を全国に設置。相談内容に応じて建設業経営支援アドバイザーの派遣を行う。アドバイザーによる相談対応は1事業者に対して2回まで無料。
 2.地域における中小・中堅建設業の新分野進出定着促進モデル構築支援事業
 新分野進出の取り組みを行う企業においても販路開拓や商品開発には今までに無いノウハウが必要になるためいまだ調査・計画策定段階から先に進めない事業が多い。その現状を踏まえ、課題の具体的な解決方法を示す取り組みを支援し、それらをモデル事業としてモデルの普及・啓発を図ることで新分野進出の定着を促進する。
 3.下請業者の経営力・施工力の充実・強化促進モデル構築支援事業
 厳しい経営環境にある中小・零細企業が大半を占める建設業界において、直接施工を行うこういった企業が疲弊することは建設産業全体への影響を及ぼし工事品質の低下を招きかねない。そのため、下請業者及び団体の経営革新の取り組みや元請・下請業者の強調的な取り組みの先導的な事例をモデルケースとして支援する。
 これらの支援施策のうち2、3はまだ詳細が検討中ということもあり、ホームページなどで紹介されていない。今後、報道発表などに注目しながら詳細を紹介していきたいと思う。

お願いする工務店の決定

以前、ホームプロの記事で紹介した住宅のクリーニングとクロス替えなどをお願いする工務店を決定した。兵庫県尼崎市にあるアットリフォームさんだ。見積もり立会い時の応対、見積書の内容とそのやりとり応対、そして今日契約前の最終打合せを行った際の応対・・・気持ちよく進めることができたのが大きな要因だ。それ以外にもリフォネット会員であることやホームページから価格表や契約の流れなど多くの情報が得られたことも大きい。工事は6月から。社長に無理をいって現場写真の提供をお願いした。一部こちらでも紹介したいと思う。

工務店における人材教育

 2007年問題も間近にせまり、人材教育問題がよく取り沙汰されている。技術者不足の声もあちこちで聞こえてくる。
 さて、工務店における教育で注意すべき点を改めて確認したいと思う。

1.社会人としての最低限のマナー 挨拶
 仕事の関係で建設会社や工務店を訪れたり電話で話すことが多いのだが、まず訪問した際に雰囲気が暗い会社が結構多い。誰かが訪れてきて「知らない人だなぁ・・・」と眺めていたり無視をする。社内の人間だったらそれもまた無視をする・・・ とにかく暗いのである。誰かが入ってきたら、知らない人であれば顧客か協力会社か飛び込みのセールスか何かである。当然、「お客様かもしれない」と考え「いらっしゃいませ」と挨拶して当然である。社内の人間であっても「お帰りなさい」や「お疲れ様です」などの声をかけたい。最初は何でもかんでも声を出すことが大切である。活き活きとした挨拶は会社を明るくし活性化させるのである。
 あと電話も大切だ。こちらから電話をかけたとき暗い声で「はい・・・」と出られたときは本当にこの人は仕事をする気があるのだろうかと疑ってしまうし、せっかく何か良い話を持ちかけようとしていた気持ちも失せてしまう。せめて「はい。●●工務店です。」と応対して最低限である。「ありがとうございます。●●工務店です。」であればなお良い。相手が社内の人間であろうと協力会社であろうと飛び込みセールスであろうと第一声はそうありたいのである。
2.5S:整理整頓と掃除
 現場も社内も整理整頓と掃除が大切だ。最近多くの会社で朝礼前に付近を掃除している姿をよく見かける。昼休みの前後でも良い。整理整頓と掃除は単純に業務を効率化してくれる。あなたの会社ではいつでもお客様を迎えられる状態だろうか?現場もいつでも施主に見に来てもらっても大丈夫な状態だろうか?
3.協力会社への教育
 次に欠かせないのが協力会社への教育である。1つの現場で多くの関係会社が出入りするが施主からすればすべてあなたの会社の社員である。休憩時間に入り口付近に座り込み空き缶片手にタバコをふかす・・・ 現場の片隅には無造作に山積みされた廃材の山・・・ こんな現場で本当に良い仕事ができるのだろうか?と疑ってしまう。「いまさらそんなこと注意できない・・・」なんて考えているあなたは協力会社と”甘えた”の関係であり、共に衰退していくことが目に見えている。協力会社と共存関係を築きたいのであればあなたが育てなければならない。

慈照寺(銀閣寺)

20060417011 これは一月ほど前に京都を訪問した際に撮影した慈照寺、通称銀閣寺。慈照寺を見たのはこれが初めてではないが、建築のことが気になりだしてから見たのは初めて。いつも何気なく眺めるだけだった慈照寺がいつもと違う印象を与えた。足利義政が、文明14年(1482)に造営したもので書院造の先駆けである。一層が心空殿と呼ばれ書院風となっており、二層は潮音閣といい花頭窓(かとうまど)と呼ばれる鎌倉時代にはじまった禅宗様の窓を見ることができる。
決して豪華とはいえない造りではあるが、京都の代表するこの風景、私はとても気に入っている。