昨日の年末調整に続いて年賀状準備。すっかり年末モードな2日間である。本来年賀の挨拶なのだから新年になってから書くもの。元旦に年賀状が届くこと自体おかしいのであるがそれはそれ、慣習通り1日に届くように準備中である。
今年も名刺の整理から。1枚1枚確認すると今年も本当に多くの方々にお会いした。昨年度の枚数を大幅に超え400枚弱となった。この枚数はある種、この1年の活動のバロメータ。今後も増えることを期待したい。
※この年賀状の束を眺めているときっとお年玉クジも当たっているに違いないと根拠のない確信を感じてしまう・・・
月別アーカイブ: 2006年12月
一足はやく年末調整
少しすきま時間がとれたので従業員(といっても専従従業員)の年末調整を行った。年に1回なのでなかなか要領がつかめずいつも四苦八苦する。給与計算ソフトを使えばすぐなのであろうが、1人のためにソフトを使うのも効率的なのか非効率なのかわからない。なんとか2時間ほど説明書類と格闘して完成。2人目、3人目と続けば効率もあがるのであろうが、今年はこれでお終い。次は来年ということか・・・
源泉徴収した所得税の納付額も決定したが来月にならなければ書類も提出できなければ納付もできない。(年内の所得が確定しないので当たり前なのであるが・・・)
もうすぐ安田コンサルティングも2回目の決算日を迎える。年末調整の次は決算処理。これも苦労した思い出があるが今年もがんばりたいと思う。
商店街等競争力強化推進事業 実行委員会4回目
今日は商店街等競争力強化推進事業の第4回目の実行委員会であった。話の中心は行政施策に関するものとなったがどうも話がまとまらない。
この市でも近隣に大型ショッピングモールができ購買者の市外流出が消費者アンケートでも顕著に現れている。そして市内には超激安をうりとするスーパーが進出してきた。委員会の中では「何故進出を止められなかった?」と市担当者に訴えるものまでいる。民間企業の営利活動にそこまで介入できるはずもなく、また市が食い止められたとしても隣の市に進出され購買者流出が激化するだけである。
ショッピングモールや大型店とは真っ向勝負で喧嘩はできない。恐らく向こうは相手にもしていない。それを行政の力でどうこうしてもらおうというのは全く違った話である。
多くの商店街が活性化のために地道な活動を行っている。この市においてもスタンプカードや地域のイベントなど何年も前から実施している。これらに変わり劇的な効果をうむカンフル剤は恐らく無いであろう。今ある活動をさらにブラッシュアップさせる方法を考えたいと思う。
『「考える組織」で会社を変える』セミナー
先日紹介した『「考える組織」で会社を変える』セミナーが今日行われた。参加者が少なく寂しい感じもしたが、逆に受講者の反応がうかがえて良かったように思う。このセミナーは「組織」を単なる「個々の集まり」から「考える集団」へと変革させたい経営者向けのセミナーで、「考える」こととは何かを訴え、変革できない会社に足りないもの、変革までの道しるべ、利用するツールを紹介するものである。
当日のセミナーでは考える組織育成のための3つのツールでそれぞれ考え方や記入方法を紹介し、さらにはツールの様式が入ったCDを配布した。近いうちにホームページででも公開したいと考えている。
寒い現場にあったかマウス
おもしろい商品があるので紹介したい。『USBあったかマウス』である。手がかじかんでいると図面の入力など細かな操作が行えないので現場事務所で空調設備がない場合や朝一番の出勤時の冷え切った場所でささやかではあるが効果を発揮しそうである。以前東北地方の建設会社の現場を訪問した際には皆指先だけがあいている手袋を装着してパソコンの操作を行っていた。すべてが覆われていると操作しにくいための工夫である。
これを応用して汗吸収パット付や逆に冷たいマウスがあればいいと思う。パソコン操作をしていると手のひらに汗をかく人がいるがそういった悩みをもった方々向けにどうだろうか・・・
石綿(アスベスト)含有建材データベース
国土交通省より「石綿(アスベスト)含有建材データベース」が発表された。アスベストが含まれる建材を建材名称や使用されている場所など様々な角度から検索できる。建材一般名称からさらに各メーカの建材までリストで出力することができる。さらには施工イメージ(写真)も提供されているため設計図面などが残っていない場合なども参考にすることができる。
さっそく私も使ってみた。インストール段階でいくつかエラーが出力されたものの問題なく使用することができた。
今後もアスベスト除去工事の需要はしばらくは落ち込みそうに無い。アスベストの怖いところは吸い込んでもすぐに症状が出にくいこと。長期的な視野で安全対策を徹底してほしいと考える。
脱談合そしてダンピング
公共工事関連の談合問題が世間を騒がしているが、ずっと以前に脱談合を宣言した建設会社は別局面の問題に直面している。過度の価格競争が招いたダンピングの横行である。最低価格が提示されている入札案件では皆が最低価格を提示しクジ引きで決定。提示されない場合は限界を超えた低価格での入札競争となる。一般的に予定価格の75%を下回れば利益どころか赤字になってしまうといわれている。最近では60%台での落札も多い。では何故赤字なのに工事を取りにいくのか。それは色々な理由が考えられるがその1つに前渡金がある(民間工事の多くは竣工払いであるが、公共工事では前渡金、中間金などで竣工前にキャッシュが得られる)。厳しい資金繰りを強いられている企業は後先のことを考えないで前渡金を目当てに無理な価格での入札を行うのである。しかし発注者側にたってみればそのような価格では工事ができないことは明確であり、施工が正しく完了するのか(倒産の可能性)、品質のよい工事が行われるのか(手抜きの可能性)などが心配されるのである。
この12月8日にこういった状況に危機感を抱いている国土交通省は「緊急公共工事品質確保対策について」として対策案を提示した。その構成は以下の通りである。3番の対策などは一見不適格事業者の参入を招きそうであるが、実績の無い事業者が実績を積むために低価格入札にはしるのを抑制するためとのことである。
1.総合評価落札方式の拡充 (施工体制の確認を行う方式の試行実施)
2.品質確保ができないおそれがある場合の具体化 (特別重点調査の試行実施)
3.一般競争参加資格として必要な同種工事の実績要件の緩和
4.「入札ボンド」の導入拡大
5.公正取引委員会との連携強化
6.予定価格の的確な見直し
平成19年度中小企業関係税制改正
中小企業庁から平成19年度中小企業関係税制改正の概要が発表された。先日紹介した減価償却の抜本改正や同族会社の留保金課税制度の撤廃など内容は多岐にわたる。知らなければ損してしまうような制度も多い。是非一読をすすめたい。
完成基準と進行基準の選択適用がなくなる!?
建設業会計の大きな特徴の1つとして完成基準による売上・原価の計上がある。製造業における仕掛品や前受金の処理とも似ているが個別生産であることと1件あたりの金額が大きいことから1つの工事が仕掛りなのか完成なのかで収益が大きく変わる。
日本では一定の条件のもと完成基準と進行基準の選択適用が認められている。これらの基準の変更が企業会計基準委員会(ASBJ)が工事契約専門委員会を設置して検討をはじめている。検討内容はこれだけではなく会計処理の変更におよぶ項目も多いことから今後の動向に注目したい。
建築トップランナーフォーラム発足
建築トップランナーフォーラムが発足した。主催は催日本青年会議所建設部会である。フォーラムの目的は建設会社の経営者たちやその支援者が集まり、建設業界の活性化と地域においては新しい地域ビジネスの振興により地域社会の活性化を目的としているようだ。
代表幹事の米田雅子氏は以前にも紹介した『日本には建設業が必要です』の著者であり、東京工業大学の特認教授を務め建設業全体の振興のため精力的な活動を行われている。
今後の活動内容に注目したい。