MRTとバス

 台北市内の移動はMRTかバスが便利。MRTは一日乗車券もあるしプリペイド式カードもある。すべて非接触型カードとなっており、仕組みはICチップなのか何なのかはわからなかった。一日乗車券は使い捨て(もしかしたら再利用可能なのかもしれないが・・・)で価格も安い。ICチップ内蔵であれば製造原価が気になるところだった。車両は新旧あるのかもしれないが、私が何回か利用したものはすべてテレビ付きで新しいものであった。
 バスは基本区間15元(大体4倍すると円になる。約60円)でかなりの路線数と運行数である。どの路線も10分以上待たされることはなかった。
 ちなみに市民の足は原付バイクが主である。あの数は圧巻であった。大きな交差点では信号待ちで100台近い原付バイクが溜まり、青になれば一斉に走り出す。
 街を歩いているとすれすれのところをバイクや車が通過する。横断歩道に歩行者がいてもすきまがあれば突進してくる。車の左折待ち(台湾は右側通行)でもすきあらば曲がってくる。このセッカチさは国民性なのだろうか・・・

台湾101

 今日から3泊4日で台湾を旅行した。
 初日の大きなイベントは台湾の101の見学。揺れを制御するダンパーの大きさに仰天した。
 Image0087 ↓これがダンパー。
101の地下はスーパーマーケットになっているが、日本の製品が多く販売されていて驚いた。酒類も日本酒はもちろん、芋焼酎まで取り揃えてあった。

商店街等競争力強化推進事業 完了

 昨年からずっと進めていた商店街等競争力強化推進事業が終了した。報告書はもう何日も前に提出したのだが、改めて商工会の事務局担当者と終了確認を行った。
 今回は「まちづくり」というテーマを中心に非常に多くの経験をした。もっと効率よく成果が得られる方法があったと今となっては反省すべきところも多い。また建設業に特化したコンサルタントとしては「まちづくり」と建設業との関係はまた違った視点からの観点を得ることができた。
 商店街の活性化は自発性が大事であり、押し付けの活性化施策は何の効果も生まない。各経営者の潜んだニーズ・要望をうまく引き出し、モチベーションを高めながら計画通りに推進していくサポート役に徹することが重要であった。

簿記検定

 今日は簿記の検定日。ほとんど準備もできなかったが2級を受験した。仕事がら建設業会計が中心となって建設業経理事務士と呼ばれる建設業の中での簿記検定は1級を取得していたが実は日商簿記は3級までしか持っていなかったのである。
 第一問の仕訳に関しては船荷のケースや積送品、委託販売のケースなど殆ど取り扱ったことが無い問題ばかりであった。(あとで書店で参考書を確認すると頻出の問題だったようだ・・・) 決算関係では本支店会計がテーマであった。現在でも本支店会計を使って複数拠点を持つ会社は会計処理をしている場合が多い。最近になってIT化が進み、1つの会計ソフトが複数拠点のデータを一元管理できるようになって今後本支店会計は廃れていくのかもしれないが・・・ あとは総合原価計算などの計算問題が幾つか出題された。
 手応えとしてはちょうど合格ライン(70点)の前後の微妙なところであろう・・・

小規模企業共済制度に加入

 今月から小規模企業共済制度に加入することにした。この制度は一言でいえば経営者の退職金制度。事業主が得られた収入から貯蓄していくケースと違って税制上非常に有利になる。掛け金が課税所得から控除されるのだ。(事業の経費として算入されるわけではない) また共済金は退職所得扱いとなる。さらに掛け金の範囲内で貸付も受けられる。
 実はこの制度は支援先の経営者に紹介したことは何度もあるのだが、自分も加入対象者であることに全く気がつかなかった・・・非常に間抜けな話である。

サポータ面接

 大阪府内の中小企業支援機関で募集されていたサポータに応募していた。書類審査を通過し、今日は2次審査(面接)があった。面接を受けるのは何年振りだろうか・・・
 面接は集合面接で面接官も応募者も3人。自分自身のアピールのための時間といくつかの質問。緊張した時間が過ぎる中、何とか自分の考えを伝えることができた。
 採用されればサポータとして中小企業の支援が行えるようになる。中小企業の支援施策は多いが専門家からの支援や専門家自身の派遣が制度としてあることを知らない経営者は多い。こうした中、少しでも接触機会を増やして多くの企業を支援していきたいと考えている。

環境経営実践による生産効率化

中小企業診断協会の会報「企業診断ニュース2007年2月号」に「視点 中小企業の環境経営システムの構築・運用 -パフォーマンス指向のエコアクション21の取組みー」という記事が掲載されていた。投稿者は芦村尹人氏。
その記事の中では環境経営の意義が述べられ、実践にあたっての留意点が紹介されていた。これは環境面に寄与するのはもちろんであるが、生産性を向上させるメリットもあると指摘している。
例えば、環境配慮設計の観点からの留意点では?部品点数の削減、?再生資源の積極的利用、?製品使用課程でのエネルギー削減、?解体しやすい構造等に留意する。の4点が紹介されている。部品点数の削減は生産工程をシンプルにする。シンプルになれば不良品の削減や仕掛在庫の低減にもつなげることができ生産性向上につながるわけである。
環境経営は環境が先走りすれば費用ばかりかかるだけで体力のない中小企業では長続きしない。環境経営を推進することで環境も経営も改善する方法の模索が必要である。

確定申告に四苦八苦

 確定申告の時期がやってきた。2005年7月創業なので、今回が2回目の申告。
 安田コンサルティングの決算は終了しているのだが、B表を作成するにあたって、昨年少し特別な処理をした記憶があったが、全然思い出せない。昨年の控えを見ても添付資料が手元にないのでまだ思い出せない。
 そこで税務署に出向いて昨年分の確定申告資料を提示してもらうことにした。税務署には個人情報開示窓口がある。そこで個人情報開示請求をすれば過去の資料も見せてもらうことができる。複写したものを持ち帰りたい場合は1週間ほど待たないとならないが・・・
 申告期限は3月15日。早めに済ませておきたい。

ワンストップサービスセンターに関する意見交換会

 今日は『ワンストップサービスセンターに関する意見交換会』に参加した。支援事業の実施状況などの報告がされ、また各都道府県の支援施策の紹介などが行われた。その後、意見交換があったのだが、意見としてよく出てきたのが1.PR不足、2.利用可能回数不足であった。
 1のPR不足については相談窓口を近畿地方整備局や建設業協会に設置しているものの、建設業協会に入会している建設会社は比較的中規模以上で、小規模零細企業へのPR効果は薄い。そのため、地元の商工会議所や商工会を通してよりきめ細やかなPRはできないものかと提言した。
 2の利用可能回数不足については今のところ年度内で2回(1回につき3時間)という制約がある。到底腰をすえて支援できるものではない。もちろん、その後は無料ではなく個別に契約して有料の相談に持っていくケースも考えられるが、せめて1回の相談につきそのフォローアップとしての1回の訪問をつけて1相談につき2回、年度2相談までで計4回にならないものかと提言した。
 参加者の中には近畿県内の建設業協会の関係者と各府県の関係部署の方がこられていたが、進行役と我々支援担当以外で発言されたのはほんの1名であった。こういった状況を目の当たりにすると何とも腹立たしくも感じるのであった・・・
 ※PR対策としてチラシを同封するのが難しいのであれば近畿整備局の封筒に1行PRだけでも入れてみてはと小技も提言した。実現するとうれしいのだが・・・

小規模工務店でも利用できる基幹システム

 10万円以内で小規模な工務店でも利用できる基幹システム。とある工務店から依頼があって探しているのだがこれがなかなか無いものである。
 さしあたり試用版が利用できるJDL IBEX工事台帳を検証しようと考えている。
 従業員10人未満の規模で経理担当者は社長の奥さんなのであるが、現在会計処理はすべて手書きで工事の原価管理もほとんど行われていない。財務状況も税理士から届く試算表が唯一の手がかりで社長、奥さんもその見方すらわからない。計数管理とIT化はこの規模の企業では同時進行は難しい。先に計数管理を集中して支援したいのだが、会計処理のIT化に意欲的なのである。
 また支援状況をこちらでも紹介していきたい。