数検 準2級

 今日、数学検定の結果が郵送で届き、無事準2級に合格することができた。しかし昔の記憶だけを頼りに受験してきたがそろそろ限界が近い。逆行列を求めたり三角関数を微積分したりと、こうした部分はもうほとんど記憶にない。ふと空いた時間に球の体積を求める公式を積分で求めようと思ったができなかった・・・ 次の受験に向けて少しは準備をしなければならないようだ。

経営事項審査の改正案提示

5月17日に国土交通省は中央建設業審議会ワーキンググループ「経営事項審査改正専門部会」に経営事項審査の改正案を提示する。その内容は以下のようになっている。

X1(ウェイトを0.25程度に引き下げ)
・完成工事高の上限を2,000億円から1,000億円に引き下げ
・完成工事高の低い方も点差がつくようにテーブルを設定。
これにより完成工事高が0の企業はいままで580点得られたのが400点程度となる。
X2(ウェイトは0.15程度)
・自己資本、利益で企業規模数値として評価
利益:EBITDA(イービットディーエー・利払前税引前償却前利益=営業利益+減価償却費)
これにより設備を持たない企業の評点が良くなる現象が改善される。
Y(ウェイトば0.2程度)
・評価指標の全面的な見直し(8指標)
Z(ウェイトは0.25程度)
・技術者数に加え、元請完成工事高で評価
・一定の要件を満たす基幹技能者も新たに加点
W(ウェイトは0.15程度)
・法令遵守状況(建設業法に基づく処分の有無)を追加

6月に正式なものが決定し08年度の新経審から移行する予定である。

■■経営事項審査(経審)の評点アップ対策に
■■経営事項審査評点アップ対策ノート

モデル中心ソフトウェア開発

4月から和歌山大学で講師をしている。担当科目は『先端ソフトウェア工学』。5回ごとに内容が変わり、最初の5回は「モデル中心ソフトウェア開発」であった。要求獲得や設計段階で書かれる様々なモデルを次工程で用いられるモデルに変換しようというもの。モデル同士を変換するには個々のモデルで記載されたもの(インスタンス)を扱うよりもモデル自身の表記方法(型・メタモデル)を変換する方が機械的でよい。
例えばER図からテーブル仕様書に自動変換。さらにSQLのCREATE TABLE文に自動変換。こうしたことを考える。個々の案件ごとの制約などはマニュアルで変換する。
実際企業でこうした変換技術が扱われているかどうかはあまり把握していないが、CASEツールからソースコードを自動で出力する部分あたりは利用がある。
次の5回は「コンポーネント/パターン指向ソフトウェア開発」。またここでも内容を紹介したいと思う。

大阪府の制度融資

本日の日本経済新聞の記事より
大阪府が実施する制度融資の2006年度実績が6,996億円超となって昨年度より61%も伸びているらしい。もっとも伸び率が大きかったのは経営基盤強化のためのステップアップ資金、経営安定資金、開業資金など。
大阪府の融資制度はこちらに一覧がある。
公共の融資制度は申請する資料が膨大で面倒くさいと手を出さない企業が多い。それは自由なのだが、逆に制度融資に申請する資料を用意できないほど今後のビジネスプランが明確になっていないのであればそれは逆に心配でもある。

ストップ・ザ・倒産

昨日送られてきたメールマガジン。「ストップ・ザ・倒産」というサイトがオープンしたとのこと。登録した覚えのないメールマガジンだったのですぐに削除しようとしたのだが発行元が弥生株式会社となっていたので納得。弥生のソフトを使ってユーザ登録しているためだろうと判断。(それでもいきなりメールマガジンを送りつけるのはどうかと思うが・・・)
内容は「事例で学ぶ倒産防止」、「事例で学ぶ業務改善」など。まだ事例の数も少ないのであまり参考にはならないが今後充実することを願っている。あとは検索機能を付加すれば自社の参考となるケースを見つけられるようになるであろう。ただ、事例のほとんどが会計ソフトなどの導入に向けられているのでかなり限定されたものであることに注意しなければならない。

阪南市商工会

 今日は阪南市商工会にて経営相談業務にあたった。今年度から2ヶ月に一度だけ担当することになっている。今日がその最初である。
 相談内容の中で大阪府の電子入札についてのことがあったのでここでも紹介したいと思う。(もちろん相談内容は守秘義務につき公開できない)
 ・電子入札を行うにはICカードとカードリーダが必要である。
 ・ICカード及びカードリーダはいくつかの会社を経由して入手できるが同額ではない。
 ・電子入札と今までの入札と手順がどう異なるのか?
  ⇒ 大阪府の電子入札についての流れ
 多くの企業でICカードの初期設定につまづく。Javaの設定やら何やらでこれをパソコンをたまにしか触らない人にやれというのがそもそも無理があるのである。「実はうちの会社もそうだ・・・」という方は是非相談してほしい。活用できる公的制度もある。

ケンセツ経理スクエア

本日、『ケンセツ経理スクエア』というサイトがオープンした。今のところ建設業経理通信のバックナンバーが見れることとフォーラムで意見交換ができるだけである。今後サイトの充実を期待したい。建設業経理士資格は簿記と違って受験者数規模には大きな差がある。しかし建設業の経営能力強化というより明確な目的があるためにもう少し合格後の意見交換ができるコミュニティがあればいいと考えている。しかもこうしたサイトがポータルとなって、地域にローカルな小さなコミュニティができ、オンライン・オフラインで活性化できればかなり有意義な活動ができると思う。

脱下請人材育成事業の公募

先日、工事のブランド化という話をした。自社の特徴をアピールして売上利益の拡大を図ろうというものである。
本日中小企業庁より脱下請人材育成事業の公募が発表された。目的は『本事業は、製品開発力、マーケティングや経営戦略等を通じて、新たな販路開拓や、親事業者との交渉力を高めることにより、下請中小企業の「自立化」の推進を目的とした短期集中研修を実施するものです。』(ホームページより抜粋)研修を行う事業者を公募しようというものである。カリキュラム等の資料はこちら。
現在商工会議所などで様々なセミナーや研修が開催されているが脱下請というキーワードでシリーズ化されているものは見かけたことがない。「建設業の脱下請シリーズ」で構成してみると興味深い。(事業の主旨とは異なるであろうが・・・)

経営事項審査の評点対策に

今日は宣伝である。
経営事項審査の評点対策に有用な書き込み式ノートを開発した。評点対策の方法は今まで色々な書籍でも紹介されているが今まで私の顧客の中でもそれらの内容を理解し実行している方は非常に少ないと感じている。それは仕方のないことかもしれない。決算書が読めない経営者が多いことが1つ目の理由。2つ目の理由は会計面をサポートする会計士・税理士が経営事項審査のことを深く理解していない場合が多いこと。もちろんそれら以外の理由もある。
しかし、経営者と会計士・税理士が相談しながら対策を進めると以外にスムーズにことは進むのである。このノートはその「相談しながら対策を進める」ためのプラットフォームといえる。単に対策を羅列したものではない。経営者の観点、会計の専門家の観点でそれぞれの対策に対して自社に当てはめた場合どうなのかを書き込み議論できるようになっている。
対策ノートは一冊3,150円(税込み・送料込み)である。
こちらで購入することができる。

財務・会計

 先日、中小企業診断士試験のための講座でこの夏に行われる一次試験対策の答案練習講座があった。科目は財務・会計。
 この時期、一通りのインプットを終えアウトプット中心の学習に切り替わる。受講生の中にも得意科目、不得意科目が明確になってきているものが増えてきている。科目の1つの財務会計は金融機関に勤める方は得意科目でそれ以外の方は不得意科目となることが多い。他の科目についても業務に関連するものは得意科目になることが多い。
 ちなみに財務・会計は足きりだけは逃れたいと考えているのであれば相当な学習範囲を切り捨てることが可能である。過去の出題内容からの分析となるが、精算表、財務分析(CVP含む)、キャッシュフロー計算書、投資分析(NPV、IRR)、資本コスト(WACC、CAPM)ぐらいで十分だろうと感じている。
 この時期、自分の弱点を知りそれを補強することがかなり大切である。またアウトプットの練習も怠ってはいけない。