姫路城と竹中大工道具館

 先週、私が事務局を勤める異業種交流会「職彩倶楽部」で姫路城竹中大工道具館を見学してきました。「職彩倶楽部」は建築関係の業種の方々の集まりです。

 姫路城は隣接する好古園からの見学です。から見学です。美しい庭園はもちろんですが、庭園内に設けられた建物の造りに皆さん興味心身でした。とくに棟梁は日本独自の在来工法をこよなく愛する職人です。建物の細かい造りまでチェックしていました。私はといえば建具職人の方に当時の建具の造りについて色々と教わっていました。

 庭園のあとは世界遺産として有名な姫路城へ。日曜日ということもあり見学者も多かったようです。姫路城は東西の大きな柱2本で支えられています。天守閣を上がりながら各階で柱の位置を確かめつつ、釘隠しの形状や開口部から垣間見えるシャチホコに関心していました。

 最後は神戸に移動して竹中大工道具館を見学です。その名の通り多くの大工道具を展示しているのですが、時代ごとの道具の変遷や、同じ道具でもアジア各国で少しずつ形や機能が違うことなど実際の道具を見ながら学ぶことができました。法隆寺の解体修理や法輪寺、薬師寺などの再建工事に携わり、“最後の宮大工”として名高い西岡常一氏も登場するビデオも見ることができ、日本の建築技術・建築文化の尊さを再認識することができました。

 また、こうした見学を行っていきたいと思っています。

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IT経営の実践による日本企業の発展を応援する経済産業省によるIT経営ポータルサイト

経済産業省がIT経営ポータルサイトをオープンさせました。

サイトの中ではIT経営についての様々な情報提供や自社のIT経営能力を測ることができる診断サービスなどが提供されています。利用者は中小企業はもちろん、私も含め中小企業のIT経営をサポートする専門家も想定されており、これからどういった情報が蓄積・提供されていくのか楽しみにしています。

中小企業診断士試験向け 財務会計頻出分野攻略テキスト を活用できる時期がやってきました。500円で提供中です。

中小企業診断士の受験生向けに販売している「財務会計頻出分野攻略テキスト」。今年の試験前の点検にいかがですか?以下は販売ホームページからの抜粋です。

「あなたは財務会計が苦手ですか?財務会計の出題分野は多岐に渡り、苦手意識を持つ受験生も多く存在します。しかし現在までの過去問を分析してみると毎年出題される分野、逆に全く出題されない分野がこれほど明確な科目も他には無いと思います。しかし市販のテキストは当然ですが広範な試験範囲全般を網羅して解説します。中には財務と会計で2分冊になっているものもあります。そうしたテキストを軸に勉強していくと財務会計が得意な人はいいですが苦手意識を持っている人はそのボリュームで圧倒されてしまいポイントもぼやけてしまいます。そうして苦手意識がいつまでたっても拭い去れません。
そこでそうした苦手意識を持つ受験生向けに『財務会計で何とか足切りだけは避けたい、できれば科目合格も目指したい』という本当に頻出分野だけを抽出し解説したテキストをご提供します。おそらくこのテキストを読んでも苦手意識は消えないでしょう。しかし「これだけやれば何とか!」という僅かながらの望み・自信は持てると信じています。1次試験までの限られた時間、財務会計の勉強だけで費やすこともできません。本テキストを利用して効率的な学習を進めていただきたいと考えています。」

是非ご活用ください!価格は500円です。

電子入札のためのICカード設定、入札サイトにアクセスするとIEが強制終了される訳は??

 和歌山県内の企業で電子入札のためのICカードの設定を行いました。普段はスムーズに行くのですが、今回は設定後に電子入札サイトにアクセスするとIEが強制終了してしまう現象に出くわしました。

 その原因を県のサポートセンターに尋ねてみると以下のような回答が得られました。
 「GoogleツールバーなどのツールがIEにセットされているとこのような現象になることがある。」
 ちなみに複数のPCにて同様の設定を行いましたが、Googleツールバー、Yahoo!ツールバーが入っているPCでは正常に動作していました。違いを調べてみるとJWordのプラグインが問題のPC側だけに入っています。疑わしきは削除ということでJWordも含めてすべて削除しました。
 さらにサポートセンターの手厚いサポートにより以下の手順で作業を実施。
 1.IEのキャッシュ、クッキーの削除
 2.IEのオプション(詳細設定)にてSettei 「サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする」を無効に変更
3.Javaのキャッシュを削除(コントロールパネルから)

 この作業を行い再起動後に無事問題の現象は現れなくなりました。

 最近のPCは購入時からこうしたプラグインがインストールされている状態のものが多いので注意が必要です。

7月3日 大阪商工会議所中央支部「フレッシュ経営者塾」にてセミナーを行います

7月3日(木)に大阪商工会議所中央支部にて以下のテーマでセミナーを行います。

『小規模事業者こそ必要!攻めと守りのやさしいIT活用術』 ~事例紹介を中心に~
IT活用による、省力化、増力化、経営の戦略化の3ステップとは?

セミナーは他にも2つ行われ3つセットで「フレッシュ経営者塾」として提供されます。商工会議所会員でなくても参加できますので是非ご検討ください。

建設業許可申請をお手伝いするための行政書士試験、悪戦苦闘中です!

一部の人はご存知ですが、現在行政書士の資格取得のために勉強中です。

特に6月~7月は自分にとっての強化月間になっています。といいますのはこの期間、受験機関の早稲田セミナーで新合格答練会に参加しているからです。かならず日曜日は10時から17時まで勉強漬けです。日曜日に仕事が重なったときには平日の間、同校のビデオブースで振替受講をしています。重ならないときは大阪商工会議所の相談窓口担当日(月・木)の終了後に同校の自習室で勉強しています。
そもそも行政書士資格を取りたかったのは建設業許可等の許可申請のお手伝いをさせていただきたかったから。しかし学習が進むにつれ、経営者に対して会社ではなく個人的な支援も可能かと考えるようになりました。どのみちワンストップで色々なサービスを提供していきたいという気持ちからです。
おかげさまでまもなく開業して3年が経過します。今年は「継続」の年となり昨年から継続した業務が続いています。そういった意味では安定しています。安定している時期だからこそ次の手を打っておく。これは日ごろ、経営者の方に申し上げていることと同じです。

『ブルー・オーシャン戦略』 建設業にもブルー・オーシャン戦略は存在するのか?

 『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)』は3年ほど前に翻訳発刊されたもので今日はこの本を紹介したい。「ブルーオーシャン戦略」というのはマーケティング戦略の1つで一言でいえば「一人勝ちの土俵を作る戦略」といった感じだろうか。多くの市場で企業はライバル会社との競争に打ち勝つために差別化を図っている。そうした土俵をレッドオーシャンといい、ブルーオーシャンとは対極にある。

 この本はその戦略の内容、立案の方法と計画の進め方を紹介するもので「戦略キャンバス」という道具を足がかりとして様々な方面に言及している。印象的だったのは以下の2点である。

  1. 必要なアクションとして提供するものに対して「増やす」、「付け加える」以外にも「取り除く」、「減らす」がブルーオーシャン戦略には効果的である。
  2. 自社の商品を購入してくれる顧客、購入してくれない非顧客とを比較するにあたって、「その違い」を分析するのではなく「その共通点」に着目することでより大きなブルーオーシャンを発見することができる。

 住宅においても例えば200年住宅構想にあやかって、その認定基準を満たす住宅を提供することは「付け加える」にあたる。しかし顧客が本当にそれを望んでいるのであろうか?200年住宅対応版とそれより安価な非対応版(これが「取り除く」)が両方提示された場合、顧客はどちらを選択するかをよく考えなければいけない。もちろん長期的な将来を見据えた価値や地球環境のことを考えると建前上の答えは明確なのであるが・・・
 2つ目の「共通点」に着目する点についてはどうだろうか。あなたの会社にリフォームを依頼した顧客。ライバル会社に依頼した顧客。その違いは嗜好性や居住地域、家族構成や所得などあるかもしれない。しかし違いばかりに気をとられているとターゲットを必要以上に狭めてしまい小さな市場で戦うことになる。それよりも共通する点をピックアップしその共通点のニーズに即したサービスを提供することでより大きな市場を狙うことが可能になるのである。

 この本は多くの事例を含んでいる。翻訳本であるが日本企業の事例もいくつか紹介されておりおもしろい。

ハードディスクの障害によるデータ復旧は素人にどこまでできるか

今日はある設計事務所さんにネットワークインフラ構築の支援でした。
ところが、その作業中に1台PCがクラッシュしてしまいました。様々な方法で復旧を試みたのですがうまくいきません。でもどうしてもハードディスクのデータが惜しいというときは・・・

まずは事務所に持ち帰ってPCからハードディスクを取り外し、外付ディスクとしてUSBなどで認識できるかを試します。昔懐かしいIDE形式であれば「直刺しIDE」が便利です。しかし今回のハードディスクはSATA形式なので残念ながら使えません。仕方なく、自宅のPCのSATAスロットに差し込みます。SATAはマスターやらスレーブの区別がないので単に差し込むだけです。
しかしPCを起動してみると認識していません。BIOSの設定がOFFになっていたためでした。改めてONにして起動。新しいドライブとして認識してくれました・・・「いけるかな??」と感じた瞬間でしたが、残念ながらエクスプローラー等で中身を表示できません。「フォーマットしますか?」ときたのでファイルシステムが壊れているようです。
こうなればデータ復旧ソフトの出番となります。オススメは「Ontrack EasyRecovery」です。体験版でも復旧できそうかまでは判断できます。初めての場合は体験版で確認したRec あとで復旧できそうな場合に製品版を購入すればいいです。価格はプロフェッショナル版で36,750円(オンライン販売)。これで復旧できるケースがほとんどです。今回もこれで必要なデータを抽出することができました!
それでも無理なら専門家に相談するしかありませんね。

何日もかけて作成したCADデータや、もう撮ることもできない現場写真など泣くに泣ききれないデータ障害はいつ起こるかわかりません。もちろん基本はバックアップです。バックアップもできれば自然にできている仕組みを構築するといいでしょう。スケジューリング機能との組み合わせで簡単にできるので一度チャレンジしてみてください。

ルータの設定。BUFFALOのBBR-4MGとIO-DATAのNP-BBRM

 今日は朝からルータの設定。家庭用のルータが普及してきたためルータの価格も下がりかなり手軽に利用できるようになってきた。ただ普通の使い方と違ってBUFFALOのBBR-4MGとIO-DATAのNP-BBRMを組み合わせて「ネットワークのセグメントを分ける」ということを行った。

 ちなみに以前、ネットワーク関係の仕事に携わっていたこともあったのだがこうした設定は本当に久しぶりになる。
 目的は1Fと2FそれぞれのLAN同士でファイルなど共有できなくするためにネットワークを分ける。ただし、1台だけ別の目的で利用しているサーバがあり、それだけは共有するという設定。こうした設定はルーティング設定やフィルタで行うことができる。
 部門間でのデータ共有を防ぎたい場合(建築部門と土木部門で分ける、施工部門と経理部門を分けるなど)に便利である。
20080603  家庭用のルータでもそうしたルーティング設定やフィルタ設定機能がついたものが増えてきている。今回利用した2機種もそうだ。しかし中には機能がないルータもあるため注意が必要である。
 BBR-4MGを単なるルータ機能として利用する際の注意点としては「アドレス変換機能」を「利用しない」と設定しておくこと。そうしなければネットワーク間でPINGの疎通確認ができない。
 今日は準備で明日が設置。段取り八分で手早く済ませたいところである。
※ちなみにこうした目的を達成するためにはポートベースでLANを分けられるルータを使うのも手である。

消費税課税事業者と簡易課税制度

 先日、税務署より「消費税課税事業者届出書の提出について」という案内が来ました。そう、昨年の収入によって消費税課税事業者となってしまったからです。平成21年から対象とのことで・・・

 それでも、消費税を納めるぐらいの収入を目標にがんばってきましたので目標の達成感を少し感じつつ・・・それでも少々気持ちは複雑です。

 会計処理は会計ソフトで行っていますので消費税の申告についてはそんなに心配していませんが、併せて簡易課税制度を適用することにしました。私はサービス業なので第5種事業でみなし仕入率は50%です。今のところ給与等の非課税経費を差し引いた仕入れは50%も無いのでこちらの方が得ということになりそうです。