建設業経理通信プレミアム

建設業経理通信プレミアム通信の第1号が届きました。

建設業経理通信は建設業振興基金が発行するメールマガジンでどなたでも受信することができますが、プレミアムは登録建設業経理士限定のサービスです。私も以前登録を済ませましたのでメールマガジンとして通信第1号が届いた次第です。

メールマガジンといってもPDF形式でボリューム、内容とも読みごたえ十分です。是非対象の方は登録してみてください。(登録には講習受講などの条件があります。)

バリアフリー展と住宅機器メーカー2社のショールームを見学

 私がコーディネーター役を務めている建築関連の交流会『職彩倶楽部』でバリアフリー展とトステム、パナソニック電工のショールームを見学してきました。

Dscn2717バリアフリー展はインテックス大阪で開催されていたもので非常に多くの人でにぎわっていました。福祉介護に関する総合展として住宅用設備以外にもユニバーサルデザインの食器や車椅子、介助用車など、また介護保険事業者向けのシステムなどの展示があります。来場者はやはり個人の方が多いように思いましたが建築設計関係の方もちらほらおられました。(入場者シールの色で業種がわかるようになっています。)

そもそもこの展示会に参加したかったのは交流会のイベントとしての意味合いと私が色々な地方工務店向けに提案している福祉住環境整備事業との兼ね合いが強くあります。少子高齢化が進み衣食住のすべてにおいて市場やビジネスはその方向に進むことはあきらかです。建設業界においても投資額はここ数年50兆円を割っているなかで市場拡大が望める唯一の分野といえるのではないでしょうか。

色々と興味のある展示がありましたが訪問介護事業者向けに開発されたニンテンドーDS上で動作する業務アプリケーションはおもしろかったです。DSはモバイル端末として携帯電話のつぎに普及しているのではないでしょうか。GUIを工夫することでコンピュータ操作に慣れない方でも簡単に導入することができます。新しいDSはカメラもついているため、建設業の現場管理にも利用できる可能性はあると思います。

Dscn2720次はバリアフリー展会場のインテックス大阪のすぐ隣にあるトステムのショールームです。色々な住宅設備はもちろん、ショールームの敷地内にはトステムが提案する工法で建てられた住宅が2棟あります。

やはりサッシ等が強いイメージがありドア・窓などの展示が多く、セキュリティ面での機能を多く説明されておられました。

ただ展示品は高級品が多くこうしたものを見たあと自分の家の住宅設備を検討する際にはダウングレード・諦めの連続で逆効果なのでは・・・と思ってしまいます。

Dscn2721 こちらはこのブログでも何回か登場している幹工務店の西出棟梁とトステムの営業担当の方。一番左は私です。他の方も参加されているのですが建築関係の職人さんはシャイな方が多く写真は遠慮したいとのことでした。西出さんはこの交流会の主催者でもあります。色々と建築のことで勉強させてもらっています。

Dscn2723 次に訪れたのはパナソニック電工のショールームです。2社のショールームをハシゴすることで両社の特徴・違いが見えてきます。西出棟梁やご一緒した江川さん(建築士)の話ではパナソニックの方が利用者本意で細かなところまで行き届いているとのことでした。また家電メーカーということもあり住宅設備にもそうしたメーカーとしての特徴が随所に現れていると話されていました。なかなか興味深いです。

その後、大阪歴史博物館を見学し最後は地元貝塚に戻って懇親会。17時に呑み始め、終わったのは10時過ぎ。皆さんお酒が強い!!

またこうしたイベントを企画して会の活性化にも貢献していきたいものです。

技術者倫理の世界 (2009-19/100)

技術者倫理の世界 第2版

今度大学で技術者倫理について講義することになったので知識の整理のために購入した本です。技術者倫理といえばコンプライアンス、法令遵守、CSR、製造物責任、内部告発など多くのテーマがありますが、この本は様々な事例を題材にして議論・考察を進めています。また演習問題として議題を提供するなど学校教育はもちろん企業内の技術者倫理教育でも使えるのではないでしょうか。

私はシステム開発会社に勤めていたことがありますが、そこでもこの技術者倫理が話題になることがありました。倫理を蔑ろにしてまで利益を追求すると企業の存在意義自体が危ぶまれると考えています。バグの無いシステムは無いと言われていますが、それは技術者側の言い訳に使われるべきものではありません。利用者側が受け入れるべきリスクとしての言葉です。またそうした意識が「逸脱の正常化」につながり大きな事故につながるものと考えています。

そうしたことを改めて意識するためにもおススメの一冊です。

クィック建診で財務の健康診断を!

建設業振興基金が提供するクィック建診が一部リニューアルしました。

リニューアル内容は財務指標の見直しと経営事項審査のY評点変更に対応したものです。診断は超クィック診断とクィック診断があり、クィック診断はユーザ登録により数期分の入力データが保持されます。

結果は各指標の値と簡易的なアドバイス。アドバイスは数字上での判断ですのでそのまま鵜呑みにせず自社にあてはめた解釈が必要です。また、建設業界内での平均値比較・順位も出力されますが、こうした値に一喜一憂することなく、現状が把握できたら問題点抽出と改善策の実施が大切です。

とはいってもまずは自社の状況を知ることは本当に大切ですので、こうした分析を受けたことがない方は一度利用されてはいかがでしょうか?

数学検定2級、受けてきました

 12日の日曜日。数学検定を受けてきました。

20090414 試験対策は過去の記憶と間隔を取り戻すために1冊の問題集をやりました。まとまった時間が取れないので1ページずつやぶりとって移動時間中などに演習しました。前回の準2級までは対策無しでいけたのですが少し危ういように思えましたので・・・

結果は5月初旬にならなければわかりませんが、手ごたえはありました。次回は準1級を目指してがんばりたいと思います。

久しぶりに1日数学漬けだったため、いきおいで数学の専門書を1冊購入してしまいました。位相幾何学の入門書です。演習問題の1つ目でつまづいています。少しずつ読み進めていければと・・・でも行政書士の勉強もしなければ・・・と数学が現実逃避の道具になっているような今日このごろです。

平成21年度中小企業支援計画

 経済産業省が平成21年度の中小企業支援計画を発表しました。

 計画といっても日程計画ではなく支援する内容とその予算計画です。ページには計画概要版がありますが解説版が一番わかりやすいです。(なんで計画と概要版だけ紙面取り込みなんでしょうか・・・)

 施策も新しく追加されたもの、統合されたもの、無くなったもの等あります。今から解説版を読みます。

明日から和歌山大学での講義がスタート

明日から和歌山大学での講義がはじまります。

今年で3年目となります。

前期は初年度から担当している先端ソフトウェア工学?と今年からはじめる経営情報システムの2教科です。経営情報システムはいわゆるMISに関するものではなく、企業におけるIT活用について事例を交えながら色々と紹介していきたいと考えています。私は研究者ではなく実務家であるため、私がやりたい講義ということで大学に提言して実現していただきました。

半年15コマの講義でどこまで伝えられるかわかりませんが全力でいきたいと思います!

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (2009-18/100)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

いつも手帳は持ち歩いています。内容は年間のスケジュールを把握するためと、訪問先や電話での打合せ内容をメモしたものの2種類。でも私はメモしてもそれを整理することが苦手です。書類の整理も下手。そこで試してみようと思ったのが本書に書かれているA6版ノートに全部記すということ。

早速100円ショップにいってA6ノートを買ったら三冊で100円でした。またエクセルでA4一枚裏表の年間スケジュール表を作って4つ折でA6サイズに。ノートの最後の2枚で作ったポケットに格納します。これで完成。毎日の出来事は時系列にメモします。取り交わした書類、届いたFAXなどはこのノートに貼ってしまいます。

ポイントはノートの内容のインデックスを電子データとして残すこと。A6ノートは恐らく2週間に一冊ぐらいのペースで使っていきます。どこにどんな記載・書類があったのかタイトルだけでもインデックス化する必要があります。これが続くかどうか。

さらに作成したインデックスはPCと携帯の両方で参照・変更できるようにしておきます。そうした意味でいまだに使っているNOKIAの702NKは役に立ちそうです。Outlookのメモ形式にしておけば連携も検索もらくらくです。

この方式、4月から試しています。いつまで続くかはお会いしたときに安田が持っている手帳を見てください!!

尼崎の杭瀬という街

 先日、尼崎の実家に帰る用事がありました。折角なので子どものころに慣れ親しんだ街がどうなっているのか散策してきました。

Dscn2681_2 本来ならJRで移動するのですが、折角なので開通したての阪神なんば線を利用しました。南海のなんば駅から向かう途中、「地下鉄、近鉄電車」に加え「阪神電車」への案内表示が新鮮でした。

乗ってみれば西九条の手前までは地下なので味気ないといえばそれまでなのですが・・・土曜日だったのですが込み具合も大したことなく少し拍子抜けした感じです。

Dscn2684_2 で、これが私のこころのふるさと杭瀬。ちなみになんば線で大物駅まで出て梅田方面に乗り換えた1駅目です。

 この地域には小学校1年生に引っ越してきました。それまでは大阪市鶴見区。両親が喫茶店をしており、当時から活気のあった杭瀬の商店街へ進出してきたわけです。

Dscn2686_2 ここが昔、銀座商店街と称されていたところです。杭瀬にはこうした日用品、飲食店、などが並ぶ商店街と魚屋、八百屋と生鮮関係が多い市場と呼ばれる商店街があります。私の両親の店があったのはちょうど写真右端の出窓のある建物です。当時は2階建てだったのですが、取り壊されて3階建てになっていました。パン屋さんになっています。パン屋といえば当時は学校給食にもパンを出していたパン屋さんとその工場がその隣にありました。今はここも取り壊されてマンションになっています。私が小学校のころからあったお店は覚えているもので2点。写真左はしのカバン・雑貨屋さんと奥の方にある英国館という喫茶店です。

ここの商店街は閉まっている店がほとんどありません。とても活気があります。

Dscn2687_2 で、これが通っていた小学校の「3の門」と呼ばれていた校門です。となりの常光寺小学校と合併した際にきれいに建て替えられました。校庭にあった私たちの卒業制作はどうなったのだろう・・・と思いつつ。

当時「どんぐり山」と称して遊んでいた遊具もありました。「校長池」はまだあるのでしょうか。

Dscn2692 そしてこれが「2の門」・・・と門ばっかり紹介してもあれなので、今は両方とも閉まってしまいました2つの駄菓子屋さんを紹介します。これは「まみや」の跡地。トラックが止まっているところ周辺の地面の色がかわっている区域です。子どものころはもっと大きな敷地だと思っていましたが・・・

Dscn2693 こっちはもう1つの駄菓子屋さん、「そごう」です。もう営業されていません。当時、ここのおっちゃんによく怒られた記憶があります。20円の水ようかんの味が忘れられません。

Dscn2701 そして「1の門」をみて、立ち去ろうとしましたらもう1つ門ができていました。これは「4の門」と呼ばれているのでしょうか・・・知っている人がいたら教えてください。

Imageさて、さきほど紹介した商店街に対して市場と呼ばれていたもう一つの商店街です。ここはある場所を境に北側、南側で活気の差、開店率の差が如実にあらわれています。しかも駅に近いほうが衰退しています。わかりにくいので地図を描いてみました。杭瀬には杭瀬団地という大きな団地があります。駅と団地の動線を推測したのですが、ポイントは国道二号線の横断歩道と歩道橋です。私もそうでしたが、この交差点で歩道橋を使うことはほとんどありません。そのため、市場を通って団地に帰ろうとする人々は赤線のような動線になっています。その差で北側(1枚目)、南側(2枚目)で大きな差が出ています。

Dscn2698 こちらが1枚目です。非常に活気があります。客層はお年寄りが多くクルマ(自動車ではありません)を引きながらですのでここまで徒歩で来られた人でしょう。多くの割合で杭瀬団地とその周辺の方々と推測します。

余談ですが、こちら側にある「カキウチ」というお好み焼き屋さんは小学生のころから通っていました。いまでも元気に営業しています。お好み焼きと焼きそば1つずつ買ってしまいました。それでも500円という驚きの安さです。

Dscn2695 こちらが2枚目。駅に近いほうです。ものすごい差です。2号線の交差点を両方横断歩道にすればある程度人通りは稼げると思いますが、駅からは近くても杭瀬団地からは遠い方の市場となってしまうため苦しいことにはかわりません。ちなみに私が子どものころはここまで差はありませんでしたが子どもながらに雰囲気の差は感じていました。

他にも色々となつかしい写真を撮ったのですが、ここで公開するようなものではありませんので省略します。1時間ほどノスタルジックな世界にはまってしまいました。

追記:どんぐり山でコメントをいただきましたので、当日撮ってきました写真を掲載します。

Dscn2690 入り口付近にプレートが貼られていますが何やら最近改修工事を行ったようです。もしかしたらコメントに頂いていた穴もふさがれているのかもしれません・・・

しかし、子どもの遊具にそんなプレート貼らなくてもいいような気がするのですが・・・