和歌山大学 講義録6

Phm11_0178 11月17日の講義録です。

経営情報システム

今回は会計業務のIT化について話をしました。受講生のなかには会計といっても簿記にも触れたことがない人もいますので、まずは会計業務って何をするのかを説明。取引の開始から仕訳を作成。仕訳帳や元帳への転記などの日次業務。試算表の作成等の月次業務。そして決算処理へと・・・

制度会計だけに限定すると、人によって結果が異なることはあってはならず、逆に言うと自動化やアウトソーシングが進んでいる分野でもあります。会計ソフトも数多く販売され、ソフトの価格も手ごろなものが多いです。

管理会計は汎用的な部分と企業独自のものがあります。独自性の強いものは生産などの競争力を会計的な要素を用いて数値化するために用いられ、目標に対する進捗管理にも使われます。っといったことを話してきました。

ソフトウェア工学演習

アクティビティ図作成の続きです。前提条件を変えて、図式をアレンジしてもらったり、あるいはアクティビティ図に「システム」のレーンを追加することでシステムの入出力や画面遷移なども表現できる小技も紹介してきました。

和歌山大学講義録その5

11月10日の講義録です。

経営情報システム

Phm04_0955 今回は在庫管理システムについて話しました。

まずは「在庫」とは何か。そしてそのメリット、デメリットなどについて受講生から意見を聞きながらまとめていきました。

メリットについては販売機会の損失を防ぐ、一括で購入する際の価格メリット、為替や材料費の変動リスクへの対応など。

デメリットについては所有することのリスク(型遅れや盗難、火災等による紛失)以外にも倉庫等の置き場所・管理者の確保による費用増大、また財務面から資金の固定化など。

在庫の管理方法については様々ありますが、システム化にあたっては小規模であれば販売管理システムなどのパッケージに付随する在庫管理機能が使えますが、流通方法そのものに競争優位性がある企業については独自の管理システムの構築が望まれます。

また、一括ではなく商品別にも管理手法は変わるはずでABC分析による振り分け方などを紹介しました。

ソフトウェア工学演習

こちらはアクティビティ図の作成です。営業支援システムを題材として、日報を入力する業務フローをアクティビティ図にまとめました。まずは書いたことがない受講生向けにアクティビティ図の基本的な説明を行い、あとはグループワークで各グループごとに書いてもらいました。大切なのは前回記載したユースケース図との整合性。「日報を入力する」というユースケースと結ばれたアクターがアクティビティ図ではレーンとして表れるはずといったチェックポイントについても話しました。

11月26日、羽曳野市で開催される展示会に出展します!!

 

Image 11月26日(土)に羽曳野市の「LICはびきの」にて開催される『元気な中小企業見本市』に出展します。

所属している大阪府中小企業家同友会の南ブロックが主催するビジネス交流のためのイベントです。

出展物は先日からブログやホームページで紹介している『ヤスコン倶楽部』です。
※ヤスコン倶楽部は2014年12月にてサービスのご提供を終了しております。

展示会出展など販路開拓の支援は数多く行っていますが、自らが出展者になることは初めてです。準備がギリギリまでかかりそうです。

南ブロックエリア内の企業およそ80社が出展します。業種業態も様々。必ず新しい発見があります。是非お越し下さい!!

プレスリリース:建設業向けサービスが半額になる会員制事業を開始

報道関係者各位
平成23年11月21日
安田コンサルティング

安田コンサルティングは建設業向けサービスが半額になる会員制事業「ヤスコン倶楽部」を開始しました。これまで経営コンサルタントや行政書士、システム開発会社などが個別に提供してきた専門サービスを一括・総合的に行います。

10月27日には本事業の経営革新計画にて大阪府の認証を頂きました。

お客様の課題をコンサルティング手法により解析し、解決策のご提案を行います。これまで、解決策の検討、専門サービスの依頼先の検討までお客様自身で行うことが多かったのですが、こちらでワンストップにてご依頼いただけます。

また、分散せず安田コンサルティングで一括にサービス提供することにより各種サービスの相乗効果も得ることが可能です。

料金についてはこれまで各サービスごとに料金体系を設定しておりましたが、会員制として年会費を頂戴し、その分、各種サービスを通常価格の半額にてご提供いたします。

年会費の6万円をお支払頂ければ各種サービスがすべて半額でご利用いただけます。

今後は会員への各種情報提供や会員同士の交流会の実施などを計画しています。

【商品の概要】
商品名:ヤスコン倶楽部
価 格:60,000円(消費税込み)
※各種サービスの利用には別途サービス料金が必要
商品説明ホームページ:http://yasucon.jp/yasucon-club.php
※ヤスコン倶楽部は2014年12月にてサービスのご提供を終了しております。

【本件に関するお問い合わせ】————————
安田コンサルティング
代表(担当) 安田勝也(中小企業診断士、システムアナリスト)
〒597-0023 大阪府貝塚市福田20-1-206
TEL/FAX 072-437-6266 携帯 090-8466-2358
MAIL yasucon@ea.main.jp 携帯MAIL saury@k.vodafone.ne.jp
URL  http://yasucon.jp/
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創業の心構えと事業計画の書き方について語ってきました

12日(土)に大阪教育大学と大阪府商工会連合会が主催する創業講座で最終日の担当講師として創業の心構えと事業計画の書き方について語ってきました。

1 自分の夢である事業を起こすためには創業者として心に留めておくことが多くあります。それは創業のきっかけ・動機は何であれ、後付でもかまわないから理念を持つこと。そして、自分の事業は社会に対して少なからず影響を与えながらしか成しえないもので、その影響を上回る恩恵を社会に対して与え続けなければならないこと。他にも、「業績」より「継続」を重視することなどなど様々です。

もう少し手短にいうと、たくさんの「ありがとう」をいただきながら、より多くの「ありがとう」を提供することです。(といった話をしていたら受講生がそんな似顔絵を描いてくれました。似顔絵を描いている時間中、話を聞いていたかどうかは不明です・・・)

私の理念の中に「経営者を元気にする」とありますが、懇親会などで感想を聞いていると、理念にそった講演が出来たようで安堵しています。

多くの方、それぞれの「夢」の実現に微力ながら応援できること、とても幸せです!!

インターネット活用についてのセミナーを11月15日東大阪で開催します!!

財団法人東大阪市中小企業振興会様主催のビジネスセミナーで講師をします。

Phm01_0870 ホームページからブログ、さらにはTwitter、Facebook、動画活用など様々なインターネット活用について語る予定です!!まだ席に余裕があるようですので、お時間の都合が許す方は是非ご参加下さい!!

『ホームページからブログまで、Webで売上アップ』 

【日  時】 平成23年11月15日(火) 18時~20時
【定  員】 50名(申込先着順)
【講  師】 中小企業診断士 ・ システムアナリスト 安田勝也 氏
【内  容】 
「ホームページは作ったものの、なかなか効果がでない・・・」
そんな企業は多いと思います。売上は、顧客数×客単価で決まります。
さらに顧客数は、来客数×購買率で決まります。
来客数・購買率・客単価の3つを、なるべく費用をかけないで高めていく方策を紹介していきます。

お申し込み・お問い合わせ
  (財)東大阪市中小企業振興会 e-mail seminar@hispa.biz-web.jp
     TEL : 06-4309-2301   FAX : 06-4309-2303

販路開拓の相談は色々ありますが・・・

たまたま2件連続で販路開拓の相談がありました。1社はサービス業で、もう1社は小売業です。

Dp090_l サービス業の方はホームページも設けられており、特定のキーワードで上位に表示されます。それでもなかなか顧客増に結びつかないようです。ヒアリングをしてみたら提供するサービスは3種類(仮にA、B、C)あり、Aが主流ですが先細り。今後はB、Cを伸ばしていきたいとの意向。でも検索で上位表示されるというキーワードはAに関係するものでした。

相談にあたっては例えばCの新規顧客を頭の中に思い浮かべてもらうところからスタートです。性別は?年齢は?どこに住んでいる?生活スタイルは?なるべく具体的に思い浮かべたら次はその人の行動を予測(仮定)します。

「○○に不便を感じたら、きっとインターネットで◆◆というキーワードで検索する。そして表示された何件かのホームページで価格以外に■■を比較検討するだろう。電話番号を載せておいても、すぐに電話するのではなく、問い合わせをするにもきっとメールか問い合わせフォームだろう。」とか、

あるいは「ポスティングされたチラシをみてもすぐに電話しない。でもインターネットで調べるのも苦手な年齢層だからきっと同居している息子又は娘に調べてもらうだろう。だから利用者は高齢者でもホームページはその下の世代向けがいい。息子又は娘はきっと何件かの候補をピックアップし本人に提案するに違いない。価格、サービスともそう変わらない。とすれば、背中を押すために期間限定のキャンペーンを打ち、利用者本人だけでなく息子又は娘も喜ぶような商品をプレゼントしたらどうだろう・・・」といった感じです。

今は文章で書きましたが、これをAIDMAというステップに置き換えていき、インターネットやそれ以外でも今後何をすべきかを1つ1つの行動と目標を定めていきます。あとは結果と改善効果の測定。行動の仮定が間違っている場合もありますが、それも随時変更していきます。

小売業の方は比較的高額な商品を年配の方向けに販売。販売にあたっては来店いただいての販売が中心とのことでした。リピーターも多いのですが、新規の顧客が伸びません。とすれば紹介キャンペーンを検討してみます。

紹介にあたっては、単に「紹介いただいたら500円引き」と価格のメリットを訴求してしまいがちですが、「年配で高額な商品を買う顧客層」を考えてみればミスマッチです。価格以外で満足を感じてもらうための仕組みが必要です。紹介者だけが商品が購入できるとか・・・「だけ」という特別感が大切。

また紹介にあたっても「販売には来店が必要」という点にも配慮しなければなりません。紹介した人が一人でお店を訪問することは考えにくく、できれば紹介者と一緒に来てほしい。とすれば紹介者が次に店に来てくれるタイミングを狙うのがよさそうです。そこで必要になるのが顧客別の購買頻度、購買期間データ。データといっても頭のなかでさばける件数であれば別にIT化する必要もありません。

「そろそろ購入のために来店いただけそう・・・」というタイミングの少し前に手書きの手紙です。良いものをより多くの人に使ってほしいという想いと、紹介いただける方と是非一緒にご来店いただきたいという願いをしたためます。そして商品を簡単に説明できるような資料をつけておく。頭の中で紹介者と紹介される人との会話を想像することが大切です。これも仮説をたてたら検証と改善が必要です。

販路開拓は想像力。いかにお客様側にたって配慮できるかがポイントです!!

名刺を一新し「想い」を載せました

名刺作成のノウハウ本を読む機会があり、これも名刺一新の適時到来かと捉えて名刺を新しく作り変えました。

Newcard1

Newcard2

前までのバージョンを踏襲している部分もあるので、「一新」といえるものではないかもしれませんが、自分としては気に入っています。経営理念は裏面に記してありますが、それをもっとわかりやすく自分の使命として表現したものを表の一番いいところにもってきました。

ちなみにこれまでの名刺は下の通りです。かなりうるさくなった感じもしますが・・・

Card1

Card2

いつか誰かが

いつか誰かが
うちの事務所が入る建物の1階にいつごろからかテーブルとベンチが設置されています。昨日の朝出掛けるときにペットボトルのゴミが置いたままになっていました。
「まぁいいか」
そして帰ってきたときにもありました。およそ12時間はそこにあったということになります。時折、、ゴミを拾うことがあります。「いつか誰かが」ではなく「今、自分が」の気持ちが大切です。でも拾うのは場当たり的で全く徹底できていません。
ゴミ箱を探して、このペットボトルをゴミ箱に捨ててみました。ほんの数十秒しかかかりませんでした。それしきのことを怠ったために、ここを通りすぎた人たちがこのゴミを目にしていやな気分になったと思うと、朝見つけたときにすぐにやればよかったと反省しています。
次こそ「いますぐ自分が」です。