ウィルスソフトの定義ファイルを更新するとブルーバックに・・・

120713_10_16_43_2 支援先からPCの立ち上げ時にブルーバックになるとの問い合わせ。

メーカーに確認したところ、「11日か12日あたりから発生していませんか?」との質問。確かにそれぐらいから・・・と回答しましたら、以下のURLを教えて頂きました。

http://norton.com/VD0711

支援先はシマンテックのEndpoint Protectionという企業向けのウィルス対策ソフトを導入しています。その定義ファイルの11日分か12日分におかしいところがあり、ある条件がそろうとブルーバックになってしまうとのこと。

対策としては、一度ウィルス対策ソフトを無効にして、定義ファイルを新しいもので上書きして、そして再度ウィルス対策ソフトを有効にするという手順のようです。詳しくは上記のURLに記載されていますが、以下の通りです。

1.SONAR ドライバを無効にする
(1)コンピュータをセーフモードで起動する。詳しい手順については、「コンピュータをセーフモードで起動する方法」を参照してください。
(2)お使いの Windows のバージョンに従って、以下のいずれかを実行する。
Windows 7 または Vista の場合: [スタート]ボタン -[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[ファイル名を指定して実行]とクリックする。
Windows XP の場合: [スタート]ボタン -[ファイル名を指定して実行]とクリックする。
(3)[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、次のテキストを入力する。
  cmd
(4)コマンドプロンプトで、次のテキストを入力する。
  sc config bhdrvx86 start= disabled
  ※startの後ろはスペース無し。 =の後ろはスペース必要

2.コンピュータを再起動する。

3.ライブアップデートを実行する
(1)ノートン製品を起動する。
(2)メインウィンドウで[LiveUpdate]または[LiveUpdate の実行]をクリックする。
 ノートン 360 の場合、[PC セキュリティ]をクリックしてから[LiveUpdate の実行]をクリックする。
(3)ライブアップデートですべての更新がインストールされたら、[OK]または[閉じる]ボタンをクリックする。
(4)利用可能な更新版をすべてダウンロードしてインストールするまで、ライブアップデートを繰り返し実行する。

3.SONAR ドライバを有効にする
(1)お使いの Windows のバージョンに従って、以下のいずれかを実行する。
Windows 7 または Vista の場合: [スタート]ボタン -[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[ファイル名を指定して実行]とクリックする。
Windows XP の場合: [スタート]ボタン -[ファイル名を指定して実行]とクリックする。
(2)[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、次のテキストを入力する。
  cmd
(3)コマンドプロンプトで、次のテキストを入力する。 
  sc config bhdrvx86 start= system
  ※startの後ろはスペース無し。 =の後ろはスペース必要
(4)コンピュータを再起動する。

以上です。先日のポートスキャンのことといい、ここ数日シマンテックに少し振り回されています~。

Symantec Endpoint Protectionで「ポートスキャン攻撃をログに記録しました。」が頻発する場合には・・・

Fb2ba729 Symantec Endpoint Protectionで「ポートスキャン攻撃をログに記録しました。」というメッセージが頻発に表示されることがあります。

その場合はさらに、「クライアントはIPアドレス (IPアドレス) からのトラフィックを、今後 600 秒遮断します。」と続きます。

ポートスキャン攻撃を受けていて、その攻撃元からのトラフィックを遮断する・・・一見すると何の問題も無さそうですが、この攻撃元がインターネットに接続するため社内などに設置したルーターで、この検出そのものが誤りであった場合は、600秒間、すなわち10分もの間、インターネットに接続できなくなります。

ルーターはネットワーク情報を得るために常時何らかの情報をネットワーク内に送受信しており、それをポートスキャンと勘違いするわけです。

その場合の対処方法は以下の通り。

  1. 「ネットワークの脅威防止」の「オプションの設定」を選択する。
  2. 「ポートスキャン検出を有効にする」のチェックを外す。

サーバーで集中管理している場合は、この「ネットワークの脅威防止」のオプションボタンは押せなくなっているので、サーバー側で設定を変更し新しく出来たポリシーを配備することになります。

顧客側でこうした誤作動が頻発すると仕事を止めてしまうことになります。早急な復旧作業が必要が大切です。

建設業経営セミナー in 富山、金沢

20120711231933 建設会社向けに財務分析を解説するセミナーの講師を富山、金沢で務めます。

今日は1日目、富山での開催でした。

このテーマでのセミナーはこれまでにも何回か行われ、このブログでも何度か紹介しています。

※今回の主催者の案内ページはこちらです。午前:あさかわシステムズ株式会社殿 午後:北陸コンピュータ・サービス株式会社殿

今日はそのセミナーの中でもキャッシュフローについて語った内容を紹介します。

企業経営は高度経済成長期の売上重視経営から利益重視経営、そしてキャッシュフロー重視経営に推移しています。何を重視するかで方法論はかわりますが、企業が存続するために何が必要かという原則はかわりません。それは売上、利益ではなくキャッシュ・現金です。現金がなくならなければ企業はつぶれない。そのために利益が必要であり、利益を得るために売上が必要なわけです。

それでは結局利益だけを見ていればいいのでしょうか。

残念ながらそれだけでは足りません。キャッシュフロー経営においてキャッシュ・現金を増加させる方策は8つあります。

  1. 売上債権を減らす
  2. 商品、仕掛品を減らす
  3. 固定資産を減らす
  4. 減価償却を行う
  5. 仕入債務を増やす
  6. 借入金を増やす
  7. 増資をする
  8. 利益を得る

このように「利益」追求はキャッシュフロー経営においては8つのうち1つしか重視していないことになります。

そして中小企業がキャッシュフロー経営を行うための問題点が1つ。それは損益計算書や貸借対照表と違ってキャッシュフローの情報を得るキャッシュフロー計算書が作成されていないことです。税務申告にも使うことがないので・・・でもキャッシュが経営上一番大切なのに・・・とここに矛盾があります。

それではキャッシュフロー計算書を作成すればいい。その方法は3つです。

  1. 会計ソフトの「キャッシュフロー計算書」ボタンを押す
  2. 税理士に依頼する
  3. 自分で作成する

このセミナーでは簡易法で3の方法を紹介しています。簡易法なので誤差もありますが、管理会計で必要なのは正確さよりスピードです。貸借対照表を2期分並べれば誰でも5分もあれば作成できます。これは自社のものを作成することはもちろん、ゼネコンが協力会社に対して経営指導をする場合などにも有効です。

簡易法で営業CF、投資CF、財務CFを得られたら、営業CF+投資CFで表されるフリーキャッシュフローをどうプラスにもっていくかを前述の8つの方策で考えていきます。

・・・と、これだけでも1日語れそうな内容ですが他のテーマも含めて持ち時間はちょうど100分。表面的な知識の提供しかできないのが残念ですが、それでも1社でも多くの建設会社に財務分析の本質を講義できることは自分の理念に照らし合わせてとても幸福なことです。

明日に金沢開催の方もがんばります。今日本番で気がついた問題点を改善するためにいまからパワーポイントの資料を少し変更します!!

RICEの「建設投資の中長期展望」をみる

Phm01_0976 建設業大好きコンサルタントを自負するものにとって、建設業界の動向といった情報は定期的に入手するようにしている。

そのうちの1つが建設経済研究所が毎月発行しているレポート「MONTHLY 研究所レポート」だ。

今月号のなかで「建設投資の中長期展望」の記事があったので、簡単だが紹介する。

1.政府建設投資全体
 今後も大型災害の発生が予測されるなかで国民の安全、安心を守るための多くの課題を解決する建設投資は、少なくとも経済成長率と同じ水準で推移する。成長戦略シナリオでは、2011~2020年度で平均年2%程度上昇。

2.政府維持修繕工事
 維持修繕工事は今後も急増し、2030年頃には現在の倍程度が見込まれる。また壊れてから直すのではなく、壊れる前に手を加えることでトータルコストを抑える考え方が広まる。
 【安田補足】ちなみに今現在建設投資全体で維持修繕が占める割合は25%程度といわれているので、投資全体が伸びないとしたら倍、すなわち50%。全体の半分は維持修繕工事となる時代になるということ。

3.民間住宅投資
 消費者ニーズにあわせて安価な住宅が提供される流れは投資額全体を押し下げることになるが、震災以後の防災意識や自然エネルギー活用の流れは逆に押し上げる要素となる。2020年の着工戸数は90万戸と予想され、投資額全体でも2009年度比で7.6%増の13.8兆円と予測される。

4.その他
 その他にも民間非住宅は微増、民間土木は横ばいと予測されている。

建設投資は下がり続けると考える人が多い。しかし必要なところにはお金をかける。特に安全安心は建設投資にあたって重要なポイントとなる。公共土木にあたっても防災に関する分野は今後も増加が見込まれる。こうした流れとなる可能性は高いと考えている。

建設会社の経営者の皆さん。こうした情報を取り込みながら、自社の強みを伸ばして、どう進んでいくのか、是非考えてみてください!!

今日は事務所の創立から7周年。そして8年目がスタートしました!!

282609_336602899751319_1946371650_n 今日は安田コンサルティングの創立記念日。7周年です。

そしてまだリフォーム前ではありますが、新事務所の賃貸契約の開始日でもあります。

皆さんのおかげで少しずつではありますが、前進できています。本当に感謝しています。

そして、その感謝を返すには、安田コンサルティングの経営理念に基づいて、もっと多くの経営者を元気にすることしかできません。

大きな節目です。「安田コンサルティングはあの日からさらに勢いを増して良くなった!!」と後年皆さんから言われるようにがんばっていきます!!

【経営理念】
一 私達は、愛で中小企業の経営者を元気にします。
一 私達は、中小企業に関るすべての家族を守り、次の世代に命を繋ぐ社会をつくります。