中小企業大学校関西校にて「財務の勘所」研修1日目

財務の勘所 中小企業大学校関西校にて「財務の勘所」研修の講師を担当しています。今日(22日)が1日目。
研修の内容は多岐にわたりました。そのなかで一番登場した図柄がこの蛇口とバスタブの絵です。
バスタブは企業の資産を表します。それが枯渇すると経営はストップ。枯渇しないようにしなければなりません。蛇口から売上・収入を得て、底から流れ出る費用・支出を抑えることで利益(バスタブのグレーの部分)が生まれます。こうして資産を増やしていくわけですが、利益がでなければ水かさが減りますから、強引に水かさを増やすためにバケツで水を入れてしまうというのが借入にあたるわけです。
バスタブは貸借対照表を表し、蛇口と底の排水は損益計算書を表します・・・といった話からスタート。
あとは以下のような内容でした。
・経営の中で重視すべきなのは売上、利益、現預金のうちどれか
・その重視すべきものを把握することができる決算書類はどれか
・貸借対照表、損益計算書で見るべきポイントはどこか
・キャッシュフロー計算書をどう使うか(どう作るかは明日のカリキュラム)
・損益分岐点分析の表面上の説明(本当に重視すべきなのは損益分岐点売上高ではなく、限界利益であること)
・財務3表をモデル図として表す方法
・そのモデル図から企業の問題を把握する方法
・キャッシュは在庫、売上債権の滞留時間の分だけ固定化されてしまうこと
・財務3表は経営活動の中でリンクしながら変化していくということ など
明日はワーキング中心の予定です。明日もがんばります!!

建設企業のための経営戦略アドバイザリー事業についての意見交換会に参加してきました

建設企業のための経営戦略アドバイザリー事業についての意見交換会に参加してきました。
冒頭、建設企業がおかれている厳しい情勢についてと本事業の趣旨説明がありました。昨年度からアドバイザーとして登録していますが、本年度から変わった部分があります。それは重点支援と呼ばれている2つの支援です。1つはチームアドバイス支援。もう1つはステップアップ支援です。
チームアドバイス支援は「新事業展開、企業再編、廃業に関して、支援チームを組成し、目標達成に向けて継続的に支援します。」というもの。複数の専門家がチームを形成しそれぞれの得意分野を活かしながら対象企業を支援しようというもの。支援を受ける企業は支援費用の1割を負担します。
ステップアップ支援は「建設業のノウハウを活かした地域の課題解決に資する事業に要する経費の一部を支援します。(最大300万円まで支援)」というもので、すでに公募が始まっています。
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000363.html
公募は6月下旬まで続きますが、申請書を作成するに当たり、このアドバイザリー制度の相談支援が受けられるという説明がありました。相談支援は2回受けられて、1回目は無料。2回目は2,700円と振込手数料が必要です。これを活用して、1回目に新規事業の内容のヒアリング、ステップアップ支援の活用についての相談などを行い、2回目に申請書の作成支援つぃてご活用いただくという流れになります。
活用をご検討ください!!
 

ものづくり補助金 公募要領と申請書の書き方 説明セミナー のご案内

平成24年度の補正予算で実施されているものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金に関するセミナーのお知らせです。先日第1次締切分の採択結果などが発表されました。そのなかで6月に追加募集があるとのことです。この6月に照準をあわせて申請書づくりをしている企業が多いため、もしこのときに20000件の応募があれば、採択企業は合計1万件程度となり、予算額とあわせて検討すると6月募集で終了する可能性があります。6月公募にあわせて公募要領と申請書の書き方について説明セミナーを開催します。
■ 日 時
平成25 年6月4日(火)19:00~21:00(開場18:30)
■ 内 容
1.ものづくり補助金の募集要項説明
2.申請書の書き方とポイントの説明
3.質疑応答
4.個別相談
■参加費
無料
■申込方法と定員
● 下記の申込書に必要事項を記入の上、切り取らずにFAXにてお申込みください。
 http://yasucon.jp/sem20130604.pdf
● 先着順、定員(30名)になり次第締め切り。
■ 会 場
浪切ホール 4F 研修室2 大阪府岸和田市港緑町1-1 電話:072-439-4173