CPDSセミナーにてBCPと独禁法について語ってきました!!

昨日21日は和歌山県の龍神市民センターにてCPDSセミナーの講師を務めてきました。主催は広域商工会くまの協議会 ・ 和歌山県商工会連合会(上富田町商工会・牟婁商工会・大塔村商工会・中辺路町商工会・本宮町商工会・龍神村商工会)です。
内容は以下の通りです。
『建設業のBCP対策』 (2時間)
1.BCPの概要
2.BCPにおける建設業の特徴と災害リスク
3.BCPの策定と運用
「独占禁止法の遵守について」 (3時間)
1.厳しくなった独占禁止法
2.違反の際の罰則について
3.建設業の独占禁止法
4.禁止される行為
5.官製談合の防止
CPDSとは建設業界にある継続学習の仕組みで、対応セミナーを受講するとポイントが得られます。また和歌山県は独禁法の遵守マニュアルの整備やセミナーの受講などの要件を揃えると入札に有利になる制度があります。この2つをまとめてしまおうというのがこのセミナーの企画です。
CPDS対応の講習は様々なところで行われています。安田コンサルティングも登録講習機関ですので、ご希望の場合はご連絡ください。
今回の内容はBCPと独禁法です。
BCPの方ではなぜ事業継続が必要とされているのかという話から。いつもこうしたセミナーではその必要性を説明するようにしています。受講生が何のために1日時間をつぶして話を聞いているのか、その理由がわかれば集中力・姿勢とも変わってきます。受動的な姿勢から能動的な姿勢に変化するのです。
BCPの場合は継続⇒永続。すなわち経営理念追求のためです。地域に必要とされる企業を目指すのであれば、その企業の事業が継続されなければ当然地域の人は困るわけです。「自社の商売なのだから・・・」という自分本位な理屈は通用しません。また雇用の受け皿という公器と考えればなおのことです。顧客から支持され、社員を守り、地域に必要とされる会社となるにはBCPは当然必要となってくるわけです。
もう一つは独禁法について。もちろん入札談合等を防止するためのセミナーです。ただ独禁法の法律知識、罰則、課徴金などの規定を説明してもこの問題は解決しません。(飲酒運転には厳しい罰則が科せられることを皆が理解していますが、飲酒運転がなくならないのと同じです。)だから、独禁法の説明に入る前に、「法と倫理、人間性」について説明しています。また人間の判断基準について、そして判断していても行動できるかどうかは別物であること、人間は完全ではないから理想の姿に今すぐには到達できない。それでも理想の姿を目指さなければならない。といったことを最初に伝えています。
5時間におよぶ長丁場。こちらの達成感は十分だったのですが、受講生の満足度はいかに・・・

 

【備忘録】VB6で開発したシステムをWindows7で動作させるために行った操作

VB6で昔開発したシステムをWindows7で動作するかチェックしたところ、いくつかつまづいたものの以下の操作を行うことで解結したので、備忘録として記載。
・そのシステムはVB6に、GrapeCityのInputman、SPREADなどのActiveXを使用していたが、Windows7 64bitではひとまず動作した。
・VB6で作成されたインストールウィザードでのインストールにも成功。
・このプログラムはインストールされたフォルダのアクセスファイルに読み書きを加えるが、ここで1つつまづき。対象のフォルダにUsersのフルアクセス権限を付与することで回避。やり方はエクスプローラーにてフォルダアイコンを右クリック。プロパティからセキュリティタブを開き、グループ名にUsersを選択し編集ボタン。フルコントロールにチェック。
・このプログラムはアクセスのレポートプレビュー機能などを使うが、起動ごとに「セキュリティの警告」が出て確認が必要となる。ここが2つめのつまづき。添付の画面のようにアクセスに対して、対象のフォルダを「信頼できるフォルダ」として設定し、この警告が出ないようにした。ちなみに使ったアクセスは2010。やり方はアクセスを開き、ファイルタブのオプションを選択。出てきた画面の左にあるセキュリティセンターを選択し、「セキュリティセンターの設定」ボタンを押す。「信頼できる場所」を選択し新しい場所としてこのプログラムのフォルダを選択。


以上。
ちなみにこのシステムは開発をしてもう7年ほど経過している。Windows7で動作したとしても開発環境のVB6が使えない状態では修正などが一切できない。開発者側もいつまでもVB6での開発をサポートするわけにはいかないので、どこかのタイミングで開発環境も新しいものに変更し、システムも焼き直しを行わなければならない。ユーザの利用負担も考えると難しいことなのだが・・・