「この10年を勝ち抜く!建設会社のための経営戦力講座!!」

「この10年を勝ち抜く!建設会社のための経営戦力講座!!」というテーマで7月9日に東京都内、10日には仙台市にて講演してきました。
10年後・・・2024年です。2020年には東京五輪が開催され、2021年は東北の震災から10年という時期です。また2020年には建設業の就労者が300万人を切ると予想されそれは2010年の60%程度にあたります。4割の人が建設業から離れるということです。国は国土強靭化の流れを地方に展開し、そしてインフラ構築の力で海外市場を獲得したいと方針を立てています。
こうした外部環境をもとに自社の10年後をどう見るか。誰もが賛同するビジョン・目標を掲げ、自社の強みを伸ばし、競争力を向上させ、付加価値と収益性を高め、さらに強みを伸ばすために再投資するというサイクルを回さなければなりません。
自社の発展、10年先の明るい未来のために「お金」が必要です。だから利益を確保しなければなりません。そのためには目先の工事で客観的な収益管理を実施し、「競争力の種」を生み・育てなければなりません。
戦略は企業によって違います。講演のなかでは今後の変化を鑑みて、建設業では絶対に外すことのできない2つの戦略についても説明してきました。
この講演が受講いただいた方々の経営のヒントにつながってくれることを祈っております。

『ゼロからの戦略的経理マン養成講座』を上梓いたしました

『ゼロからの戦略的経理マン養成講座』を上梓いたしました。
経理という言葉は古臭いから、うちも財務課に名前を変えました。」
ある企業の経理担当課長の言葉でした。私はこの言葉を聞いて「経理という言葉の意味、経理担当者の本当の役割を理解されていないのではないか。」と不安になりました。

「決算書なんか分析したって、過去のことは何も変わらないじゃないか。」
これは私が講師を務めるセミナーや研修で聞かれる声です。過去が変わらないことは間違いありません。しかし決算書の分析は過去を知ることが目的ではないのです。経営者や幹部の多くが決算書の使い方を知らないことにも不安を感じました。

そうした不安の中で私は「企業経営をサポートする経理マン、できれば戦略的に考える思考力を備えた戦略的経理マンを育てることが急務である」と確信しました。

それがこの本を書こうと思ったきっかけです。この本によって企業の中に戦略的経理マンが育ち、経営者を支え、理想的なビジョンに進んでいく。そうした企業が世の中にあふれることが私の夢なのです。

大手・中堅企業においては経理担当の管理職の方。中小企業においては経営者、または多くの場合その奥さんが担っていることが多い経理の主担当者。これらの方々に知っておいてほしい内容にまとめました。初学者でも理解できるよう入門的な内容から説明していきます。しかし本書は経理や会計の入門書ではありません。経理の役割は経営をサポートすることです。本書で得た知識を使い、戦略的経理マンとして経営のサポート役となってほしいと強く願っています。
※はしがきより抜粋

目次

第1章 はじめに
第2章 会計を直感で把握する
第3章 決算書の基礎知識と戦略的経理マンに必要な読み方
第4章 ボックス決算書でわかる企業の状態
第5章 戦略的経理マンに必要な情報リテラシーと財務分析
第6章 誰でもわかる損益分岐点分析と使い方
第7章 戦略的経理マンが理解すべき経営者が考える理念・ビジョン・方針・計画
第8章 キャッシュ・フロー経営と簡易キャッシュ・フロー計算書の作成
第9章 まとめ

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皆様に愛され10年目に突入することができました

本日は安田コンサルティングの創業記念日です。皆様に愛され10年目に突入することができました。とても感謝しています。ありがとうございました。
昨年掲げた2018年ビジョンに向けて今年設定した目標の多くのことが実現しつつあります。去年から始めたことの1つに「このビジョン又は今年設定目標の積極的発信」があります。その発信の中で「がんばりやー!!」、「楽しみにしてるで!!」といった声をたくさんかけて頂きました。本当にたくさんの人に囲まれ、愛されているのだと感じることができ、またその「承認」が私を強くしてくれました。認めてくれている人がいる。応援してくれる人がいる。それだけでやっぱりがんばれるのです。
研修やコンサルティングの中で多くの経営者に会い、私はいつも自分の理念の追求に1歩でも進んだかを心の中で確認しています。
『私達は愛で中小企業の経営者を元気にします。
私達は中小企業に関るすべての家族を守り、次の世代に命を繋ぐ社会をつくります。』
2011年に掲げた経営理念です。道はまだまだ長いです。今年に入って海外進出支援をお手伝いさせていただくなかで、元気にしたい経営者、守りたい家族が世界に広がりました。10年目に突入した今日、私はミャンマーにいます。先日の列車の中で車の通りに面した表側ではなく、列車から垣間見る裏側の街並を見ることができました。街は決してきれいとは言い難かったですが、そこで暮らしている人たちは穏やかで、特に子供たちは元気に走り回って遊んでいました。私一人では何もできませんが、この子供たちが健やかに育つことを心から祈りました。そしてそこにつながるよう目の前の仕事を一生懸命やろうと思いました。
私は仕事を通して自分の経営理念を追求しています。その仕事は皆さんからのご愛顧により頂くものです。
「皆さんから頂いた仕事で自分の理念を追求する。」
とてもわがままです。でも私の理念は社会性に富むと信じています。だから私のわがままにずっとお付き合い願いたいのです。その期待に応えるためにも安田コンサルティングの質的、そして量的な発展を目指していきたいと思います。
10年目に突入した安田コンサルティングを、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。