商売繁盛セミナー!シリーズ第2弾「いまさら聞けない 決算書の見方、読み方、活かし方」


一か月ほど前になりますが、9月29日(月)に豊岡市商工会さんにて「いまさら聞けない 決算書の見方、読み方、活かし方」 というテーマで講演してまいりました。
今回、私にとっては珍しい取り組み。それはダブルヘッダー!!1回3時間の講演を2回行いました。13時30分~16時30分と19時~22時です。1回目と2回目、カリキュラムには沿うものの、1回目の反省点を2回目に反映させつつ… 最後にアンケート見せて頂きましたが、満足のいく結果となり安堵しています。
さて内容ですが、以下が講演目次です。

  1. 決算書の種類と読み方
  2. 財務分析の進め方
  3. キャッシュ・フロー経営の最初の1歩
  4. 損益分岐点分析を考えてみる
  5. 何故利益が必要なのか
  6. 付加価値潜在力の強化

「決算書を読む」とはどういうことなのか?? という問題提起から細かな知識やテクニックなど盛りだくさんでお届けしました。3時間という限られた時間で自分でも欲張りすぎだと思いますが、伝えたいことがたくさんありすぎて・・・というわけでいかに効率的に、しかも効果的に伝えるかを考えました。そして活かしたのは自著の『ゼロからの戦略的経理マン養成講座』です。今回は全受講者にプレゼントさせていただきました。そして講演のなかで使った数字、決算書等はすべてこの本に合わせて、あとあと復習しやすいように工夫しました。
私が本当に伝えたいのは「5.何故利益が必要なのか」です。この話をすると決算書からさかのぼって、決算書→収支→投資→戦略→ビジョン→理念 と経営理念まで話が及びます。自分の経営理念に照らし合わせて、この目的追求とビジョンの達成のために、必要な投資をしなければならない。そのために利益が必要なのだと。「決算書を読む」とは「企業が歩んだ道のりを知ることで、これから歩む道のりを整える」ことにあるのだとしっかり語ってきました。


 

若手経営者の皆さんに「つなぐ力」について講演してきました

8月28日は橿原青年会議所様主催で若手経営者向けに「つなぐ力」について講演させていただきました。
※写真は橿原青年会議所様のホームページに掲載されているものです。
このホームページには以下のように報告がされていました。
<以下抜粋>
■8月委員会事業 事業報告について
8月28日(木)、橿原ロイヤルホテルにて、
経営開発委員会の委員会事業「企業を創る3つの力③ つなぐ力」
が開催されました。
本年度、三部構成で行われてきた経営開発委員会の最後の事業。
今回は安田コンサルティングの安田勝也氏を講師にむかえ、企業を永続的に繁栄させるためにはどうしていかなければならないか、経営に必要な10のポイントから企業を考え、決算書の読み解き方を教わり、目標を定めて明確な将来像を描くための財務管理力を学びました。
その後、業種別に分かれてのディスカッションを行いました。
自分たちの業界を取り巻く外部環境などについて意見を出し合い、そこからの問題提議と解決策などを話し合いました。
その後、それぞれのグループのディスカッション発表を行い、安田先生よりアドバイスをいただきました。
今まで気づかなかった部分、再認識した部分など多々あり、それぞれが自社の経営に活かせるものを得ることができたと思います。
安田先生、ありがとうございました。
<抜粋終わり>
若手経営者の多くは創業者と後継者。特に後継者が経営者から求められる「つなぐ力」について話をしました。つなぐといってもコピーではダメです。自らが経営する中で幸せであるためには先代と同じ経営をしていてはダメで、守るべきものを守りながら自分らしさを出していく必要があります。そういった意味で一番「つなぐ」必要があるのは「自分は経営者として幸せである」というバトンだと思います。それは社員とともに生きること。顧客に必要とされ感謝されること。地域にとって必要とされること。この3つに尽きると思います。
こうした話をしつつも、実はテーマの中心は「決算書の読み方」です。非常にタイトな時間割でしたが無理やり詰め込んでお伝えすべきことを語りつくしました。
後半はテーブルディスカッションとその報告です。私の役割はその報告に対して助言・アドバイスをすること。どのような報告がされるのか全く予想がつかない中、すべてのグループに対して私なりの言葉を贈ることができました。スリル感抜群の後半戦で汗びっしょりでした(^^)
若手経営者と話すのは本当に楽しいです。「次世代を担う」とは我々の次の世代、すなわち自分たちの子供世代によりよい社会を「つなぐ」ことにあると思います。「担う」とは主役になるということですが、その思いは次の世代の主役たちに向けられなければなりません。

プラント工事業様向けの経営戦略セミナー

ブログでの講演記録も遅れに遅れてすみません。今回は2カ月半ほど前に行った大手プラント工事業様向けの経営戦略セミナーです。
建設業界の動向、プラント業界の動向、コンプライアンスの流れ、政策の動向などを踏まえながら今後10年を生き残る経営戦略の在り方について講演させていただきました。
対象は全国営業所の経営幹部の皆様。集まっていただいた皆さん以外にも拠点とテレビ会議をつないでの大掛かりな講演となりました。
経営戦略の在り方については百社百様なので、一般的なことと企業事例を踏まえつつ、ビジョンと戦略。戦略立案のための環境分析。組織育成とモチベーションなどについて説明しました。また今後必ず対応を迫られることとしてBCPと付加価値潜在力の2つを紹介させていただきました。
講演は2時間という限られた時間でしたが、皆さん何等かの気づきを得たようでした(^^)!