自主・民主・連帯の精神

今日は月に2回の社内勉強会の日です。今日のテーマの1つは「自主・民主・連帯の精神」です。中小企業家同友会で学ぶなかで、色々な場面でこの精神を説明する機会がありました。でも聴いてもらうのは同友会の仲間であり、経営者の皆さんです。
今回、説明しようと思った経緯は「経営者ではない人に説明したら、どのような感想を持つのだろうか」と興味を持ったからです。社内の職員さんにこの精神の第3層、第4層の考えを中心に説明しました。
※説明の内容は活字だと伝えることがなかなか難しいので割愛します
「このような考えのもとで経営する経営者、仕事をする社員の皆さん。そんな会社が世の中にあふれたら、今よりもっと良い社会になると思いませんか?」と締めくくったのですが、共感してもらったようです。説明してよかったです(^^)
何故働くのか、「くらしを守る」とはどういうことなのか、やりがいとは何か、幸せとは何か。
そうしたことを考える際にこの精神は最高のテーマですね!
「こんな話をまたしてほしい!」と職人の一人から言っていただきました。またがんばって勉強しなければなりません(^^)

 

社内勉強会の様子(2015年2月2日)

2月2日は安田コンサルティングの所内勉強会。職員さんが記録にまとめてくれましたので、ここにも掲載いたします。
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講義内容 ゼロからの戦略的経理マン養成講座
【第4章 戦略的経理マンに必要な情報リテラシーと財務分析】 P68~P80
これまでの説明にあった決算書を本格的に活用していく、また分析していく。少し難しくなるとの事。今まで以上に気合を入れなくては…
経営の中では非常に大切な情報テラシー(情報を扱う能力)で、3つの要素 
①  情報収集能力 ② 情報分析能力 ? 意思決定能力
新年会等のお店選びに例えての説明はとても解りやすかった。
企業では、決算書、経営計画書 → 財務諸表 → 周りの情報状況を仕入れ意思決定
戦略的経理マンとして財務分析も欠かせない。
収益性(攻め)と効率性(守り)の掛け算で分析、それには損益計算書と貸借対照表が全てにおいて関わってくる。よく目にする会計表であるが、基本をしっかり理解できていなければ分析もできないと改めて思いました。
図4-3 損益計算書の解りやすい構造図が、売上高経常利益率の悪化原因を見極めるパターン図と連動させてあってとても解りやすいのだと思います。
図4-5 七つのムダは企業に留まらす、現生活にも役立つ七原則であるように思われました。
これから難しくなるよ!?と言われた通りに、基礎が理解できていないとどんどん解らなくなりそうです。
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神河町商工会青年部の皆様に向けた決算書読み方セミナー

神河町商工会青年部の皆様に向けた決算書読み方セミナーの講師を務めてきました。左の絵は、商工会の最寄駅となっている寺前駅を描いてみたものです。
今回のセミナーは「若手経営者・後継者育成セミナー」と題して5回シリーズで開催されたもので、私は2回目から4回目までの3回を担当しました。
12月17日 2回目:ゼロから始める決算書の基本的な説明
1月14日 3回目:決算書の分析と経営戦略の立案について
1月21日 4回目:キャッシュフロー経営について
参加いただいた皆さんには自著『ゼロからの戦略的経理マン養成講座』を参考書としてプレゼントさせて頂きました。セミナーの内容も参考書と数字などを合わせて後で復習できるように工夫しました。
初回の決算書の基本的な説明の中で一番重要視したのは「決算書を何のために読むのか」です。決算書は未来のために読みます。その「未来」とは経営者が描く未来にあります。未来が描けない経営者も実際にはたくさんいます。でも描く努力はすべき。お客さんにとって、社員にとって、地域にとって、どのような企業でありたいのか。
その問題提起のあと、決算書の読み方を最初から丁寧に説明しました。損益計算書と貸借対照表の説明だけで2時間。もちろん、簿記講座ではありませんので経営者に必要なポイントに重点を置いて丁寧に。
2回目では、いよいよ財務分析。分析指標の意味も計算の仕方も色々な参考書に記載されています。計算なんかは自分でやらなくても会計ソフトがポンッとボタン一つでやってくれます。だから「計算できること」に意味はあまりありません。分析し、現象を捉えたら、大切なのは「意思決定」することです。もちろん、そのあとの行動も大切ですね。あとはどこから分析を始めたらいいのか。定番の「総資本経常利益率」から始まってどのように進めていけばいいのか解説しました。収益性、効率性、生産性などへ展開していく手順を示し、指標が悪化すればどのような改善策が考えられるのか。また、現象は自社のビジョンや方向性を踏まえて望ましいのかそうでないのか。そうでないのなら、どうするべきなのか。間違っても「固定資産回転率が悪いから、遊休資産の売却だ~!!」といった教科書通りの対策を鵜呑みにしないようにと伝えました。
3回目はキャッシュフロー経営について。売上、利益、現金のなかで現金が一番大切であること。そして現金の増減は損益計算書、貸借対照表には書いておらず、一番大切にもかかわらず参照すべきものが無いということ。そこで、キャッシュフローを把握する表が必要で、それがキャッシュフロー計算書であることを伝えました。ほとんどの企業で作成されていないこの表をどう手に入れるか。会計ソフトのボタンを押す。税理士さんに依頼する。自分で作る。この3択で、最後の自作するというところで、簡易キャッシュフロー計算書の作成の仕方も説明。当然、計算書をつくるだけなら意味がないので、キャッシュフローを改善させるための様々な方策についても解説してきました。
若手経営者に向けてセミナーを通して熱いメッセージを色々と伝えてきました(^^)