元気つうしん 2016年11月号 Vol.16

vol16%e8%a1%a8~事務所だより~

すっかり涼しくなりまた。 もう11月も間近にせまりあっという間に年末モードに入っていくのでしょうね。月日の経つのは本当に早いものです。先日、滋賀県大津市にて「建設業中心!!若手経営者のための経営ビジョン作成講座」というテーマで講師を務めて参りました。受講者は地域内の建設関連企業の経営者と後継者です。

 

この講座は経営計画作成のための第1弾として開催されたものです。本来、数値面だけの経営計画作成講座だけだったのですが、主催者にお願いして2回シリーズにしていただきました。その理由は、「計画はビジョン達成のためのものであって、ビジョン無き計画には意味が無い」と考えているからです。売上や利益を今年度より少し多くしただけの計画が多く見られます。得られた利益を何に使うのか。企業として長期的なビジョンとそこに向かうための戦略が練られていない計画はただ数字だけを追い求めるだけの味気ないものになってしまいます。だから数字を考える前にビジョンを考える講座をお願いしたのです。

「自社をどうしていきたい?」という単純な投げかけです。5年後の平成33年。オリンピックも終わり、東北の震災から10年の節目。建設投資は減少を続けおよそ40兆円になると見込んでいます。そんななか維持修繕の割合がおおよそ50%まで伸びてくるという外部環境に対して企業の取りうるべき姿が見えてきます。ポイントは「維持修繕の対応」、「雇用と人材教育」、「BCPへの対応」、「海外進出の検討」などが挙げられます。こうした建設業界の外部環境について説明させていただきました。その次は内部環境、特に企業の強みに対しての解説です。多くの企業が「品質」、「技術力」、「腕前」といった当たり障りのない強みを掲げています。そもそも自社の強みについて時間をかけて考えたことも少ないのが実情です。強みをしっかりと定め、再投資をしてさらに競争力を磨いていくことがビジョンの軸になるもので、強み溢れる企業で仕事をすることが社員の誇りや遣り甲斐にもつながり人材教育にもつながっていくのです。そうした環境分析ののち、各自ビジョンについて語ってもらいました。「○○地域で1番になりたい!」や「東京に進出したい!」といったビジョンを最初に語ってくれた受講者の方々も次第に色々な角度からビジョンを検討していただけるようになりました。               次回はそのビジョンをいかに達成するか。そのためにどれぐらいの利益が必要で、目標損益と目標貸借をどのように捉えるかを解説する予定です。

 

 

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~建設業ニュース~

■ 国土交通省は、中小企業等経営強化法に基づき、建設業を営む中小企業者等に対し、経営強化(生産性向上)に役立つ取り組みの事例を含めた建設業分野に係る経営力向上に関する事業分野別指針を策定しました。本指針に基づき経営力向上計画を策定し認定を受けると、固定資産税の軽減や様々な金融支援が受けられます。安田コンサルティングでは同様の認定支援を行っております。お気軽にお問い合わせください。

 

~月ごよみ~

11月1日 紅茶の日

ロシアに漂着した船頭の大黒屋光太夫が日本に帰る1791年のこの日、女帝エカテリーナから餞別に紅茶を贈られた事から、日本紅茶協会が1983年に制定しました。

11月11日 宝石の日

1909年のこの日に宝石の国際重量単位として「カラット」が採用されたのを記念して日本ジュエリー協会が制定しました。「ジュエリー・デー」とも言います。

11月13日 うるしの日

平安時代の文徳天皇第一皇子惟喬親王が京都の法輪寺に参籠、虚空蔵菩薩から漆器の製法を伝授され、参籠満願の日となった11月13日を日本漆工協会が1985年に制定しました。

11月17日 将棋の日

8代将軍徳川吉宗が、将棋の家元三家(大橋本家・分家・伊藤家)を一堂に集めて「お城将棋」を開催した日にちなんで、日本将棋連盟が制定しました。

11月18日 土木の日

「土」の字が「十」と「一」、「木」の字が「十」と「八」を合わせる形となるところから日本工芸会が1987年に制定した。

11月27日 ノーベル賞制定記念日

ノーベルが遺産を基に人類に貢献した人を表彰するようにとの遺言を残し、1901年からノーベル賞が設立されました。授賞式はノーベルの命日の12月10日に行われます。

 

Twitterで話題の心がフワッとなる漢字

 

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どうですか?感謝感謝の「ありがとう」が「愛・喜・夢」って漢字になっています。

 

 

~雑記~

11月と言えば、七五三です。実家の前に有名な神社があり、毎年この時期には、スーツや着物姿の両親に連れられた色とりどりの晴れ着を着た女の子や、凛々しい袴姿の男の子を見かけました。どの子もまだまだ可愛らしく、微笑ましく見ていたものです。娘の七五三は済んでしまいましたが、次は十三参り。きっと、あっという間なのでしょうね。(Y)

 

 

大津北商工会さんにて経営ビジョン作成講座の講師を務めて参りました!!

すっかり涼しくなりました。もう11月も間近にせまりあっという間に年末モードに入っていくのでしょうね。月日の経つのは本当に早いものです。

%e5%86%99%e7%9c%9f2016%e5%b9%b411%e6%9c%88%e5%8f%b7先日、滋賀県大津市の大津北商工会さんにて「建設業中心!!若手経営者のための経営ビジョン作成講座」というテーマで講師を務めて参りました。受講者は地域内の建設関連企業の経営者と後継者です。
この講座は経営計画作成のための第1弾として開催されたものです。本来、数値面だけの経営計画作成講座だけだったのですが、主催者にお願いして2回シリーズにしていただきました。その理由は、「計画はビジョン達成のためのものであって、ビジョン無き計画には意味が無い」と考えているからです。売上や利益を今年度より少し多くしただけの計画が多く見られます。得られた利益を何に使うのか。企業として長期的なビジョンとそこに向かうための戦略が練られてない計画はただ数字だけを追い求めるだけの味気ないものになってしまいます。だから数字を考える前にビジョンを考える講座をお願いしたのです。
「自社をどうしていきたい?」という単純な投げかけです。5年後の平成33年。オリンピックも終わり、東北の震災から10年の節目。建設投資は減少を続けおよそ40兆円になると見込んでいます。そんななか維持修繕の割合がおおよそ50%まで伸びてくるという外部環境に対して企業の取りうるべき姿が見えてきます。ポイントは「維持修繕の対応」、「雇用と人材教育」、「BCPへの対応」、「海外進出の検討」などが挙げられます。こうした建設業界の外部環境について説明させて戴いました。その次は内部環境、特に企業の強みに対しての解説です。多くの企業が「品質」、「技術力」、「腕前」といった当たり障りのない強みを掲げています。そもそも自社の強みについて時間をかけて考えたことも少ないのが実情です。強みをしっかりと定め、再投資をしてさらに競争力を磨いていくことがビジョンの軸になるもので、強み溢れる企業で仕事をすることが社員の誇りや遣り甲斐にもつながり人材教育にもつながっていくのです。
そうした環境分析ののち、各自にビジョンについて語ってもらいました。「○○地域で1番になりたい!」や「東京に進出したい!」といったビジョンを最初に語ってくれた受講者の方々も次第に色々な角度からビジョンを検討していただけるようになりました。
次回はそのビジョンをいかに達成するか。そのためにどれぐらいの利益が必要で、目標損益と目標貸借をどのいうに捉えるかを解説する予定です。