企業の1泊2日合宿に参加してきました!

17952583_645253018996747_5573989887535398216_n先日、支援先の企業である(株)ユニオン環境さんの1泊2日合宿に参加してきました。

合宿の目的は来期の経営計画策定にあたってのビジョンの立案と戦略の検討です。

1泊2日の合宿形式でこのような検討を行うのは初めてなので辻野社長にとっても1つのチャレンジでした。

18010378_645253022330080_2409856943254692823_n新しく加わった社員もいるので、初めに経営計画についてのレクチャーをさせていただきました。

その後、辻野社長より今年度の振り返りを行い、社員の皆さんにも付箋紙を用いて振り返りや次年度やりたいことなどを出してもらいました。

そのような意見交換の中、浮き出てきた1つのキーワードがあります。それは辻野社長がずっと悩んできたもの。また、辻野社長がずっとこの会社、このメンバーで培っていきたかったものでした。課題が明確になったので、改めてこの合宿の意義や目的がはっきりました。

17952984_645253025663413_3252684097160312508_nまずはビジョンの確認。この企業には明確なビジョンがあります。2年前に策定した2020年ビジョン。その達成に向けて好ましいある条件が付けくわえられました。

それでは、その好ましい条件をクリアするにはどうしたらいいのか。

皆で、付箋に書いたり、グループ分けをしたり、アイデアを出したり・・・で出てきたのが2つの戦略です。この戦略にのっとって好ましい条件(好ましい状態)ができれば、ビジョン達成に向けて一丸となって進んでいけると皆で確認し合いました。

ビジョン⇒戦略⇒重要成功要因

ここまで1泊2日の研修で明確にできました。

あとは辻野社長と私の仕事。これから重要成功要因に期限や担当をつけて計画に落とし込みながら、数値計画とのリンクを図っていきます。

終了後、辻野社長からお礼のメッセージを頂きました。お力になれたようで本当に嬉しいです。この企業が経営理念の追求、ビジョンの達成のなかで皆が幸せになっていくことに関われることに幸せを感じますし、この仕事に誇りを持っています。

元気つうしん 2017年5月号 Vol.22

表

~事務所だより~

ようやく春の到来ですね!ゴールデンウィーク、皆さんのご予定はいかがですか?

先日、香川県のさぬき市商工会さんにて建設部会の総会が行われ、基調講演「建設業での5Sについて」というテーマで講演して参りました。5Sといえば製造業で頻繁にその重要性がうたわれていますが、建設業でもとても大事な取り組みの1つと言えます。その理由の1つが「現場での災害を無くすため」です。5Sのスタートは整理整頓からですが、そこからミス(ヒヤリハット)を減らし、ケガや死亡事故を減らす効果があります。他業種より危険作業が多い分、効果は大きいと言えるでしょう。ただし、現場はその都度変わります。

5Sをチームで取り組むにも、現場に携わる企業は複数あり、その組み合わせも毎回変わります。だから導入がなかなか難しいのです。また元請企業であれば現場を取り仕切り5Sの導入も幾分進めやすいですが、下請企業は元請企業の意向に影響を受けるため、導入すらできないといったことも起こります。そのため、まずは倉庫や工具箱の中といった、自社内で完結するところからスタートするのがいいでしょう。

「今さら、整理整頓だなんて・・・」こんな心の声がすごく聞こえてきます。

私は5Sは整理整頓、安全活動の1つだけには収まらない大切な要素が含まれていると考えています。その1つは収益性の改善です。整理整頓は「もの探し」という生産性ゼロの行動を減らすなどいわゆる「ムダ減らし」活動の1つです。

ムダ=浪費(コスト)ですから、そこを減らすことで収益改善につなげていくわけです。また整理整頓に清掃や清潔が加わると重機や工具の手入れといった活動も加わります。これも故障などによって現場が止まることを防ぐことになりますし、その延長上には「段取り」を大切にするという建設現場にとってとても重要なポイントにつながっていくのです。

2つめは人材(採用・定着・教育)についてです。5S活動の中で行われる「見える化」の工程は作業の標準化・ルール化につながっていきます。一匹狼・属人的な経験だけに頼った仕事ばかりでは、新たにその業界に入ってくる若手にしたら決して「魅力的な業界」とは映らないでしょう。「客観的にものごとを見える化してルールを決め、それを守る」こと。それは企業に求められる姿であり、その姿を見て「この会社で働いてみたい」という人が増えてくるのです。そうした取り組みは採用・定着率の向上だけでなく、5S活動を社員に主体的に取り組んでもらうことで、役割を認識し、成長と達成感を味わい、人から感謝されることでモチベーションがあがり、積極性や主体性を持つ社員に育てることにつながります。

今回の講演は1時間という短い時間でした。5Sの知識としてのレクチャーと上述のように「どうして5Sが大切なのか」、それと「ビジョンやモチベーション、組織力と5S」といった経営により近い視点での話を中心に行いました。建設業の5Sについて興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

~雑記~

5月と言えばゴールデンウィークですが、その後に5月病になることがあります。5月病とは、4月からの新しい環境に馴染めずストレスを抱えてしまい、それにより体に不調をきたすことだそうです。ゴールデンウィークをうまく利用してストレスを解消し、連休明けを新たな気持ちでむかえ、5月病にならないようにしたいものです。(Y)

 

 

 

裏

~建設業ニュース~

【国交省:社会保険未加入対策3保険加入割合が96%に】

国交省は公共事業労務費調査における、公共工事に従事する建設企業、建設労働者の社会保険加入状況調査結果を公表しました。社会保険未加入対策は、平成29年度を100%加入の目標年次として平成24年度より進められています。調査結果によりますと、「雇用保険」「健康保険」「厚生年金保険」の3保険加入割合は、企業単位で96%(対前年比+1%) 労働者単位で76%(対前年比4%)となり、全国的に上昇しました。

【第4回草の根観光フォーラムの案内チラシを同封しました】 草の根観光フォーラムは草の根観光会議(https://www.facebook.com/kusanonekankou/)が開催するフォーラムで今回で4回目となります。関係者が安田と懇意にしていただいており、ご依頼があり案内チラシを同封させて頂くことになりました。テーマは「私たちのくらし、観光でどう変わる?」で、パネルディスカッションや分科会、親睦会など盛りだくさんです。以下案内文です。

『関西国際空港が開港して22年。その真価はようやく発揮され、近年目覚ましく発展しています。その対岸に位置する南泉州地域では、ホテルが次々とオープンするなど、経済的な好影響を少しずつ感じるようになりました。これらの変化は、私たちのくらしにどのように影響し、私たちのまちにどのような変化をもたらすのか、このような意見が交わされることも多いでしょう。私たち地元民にとって、今ほど観光への取り組みが重要課題となっている時期はありません。そこで今回、このような時代の流れを学ぶと共に、先駆者として活動している方々との交流の機会として、草の根観光フォーラムを開催いたします。観光によって自らのくらしや仕事を変革したいと考えている方々の、ご参加をお待ちしています。』

ご興味がございましたら是非ご参加ください!

 

~月ごよみ~ 5月

52日 エンピツの日                            

 1886年に、東京・新宿で真崎仁六が国産初の鉛筆(のちの三菱鉛筆)の製造を始めました。

54日 ラムネの日

 1872年、東京の千葉勝五郎がラムネの製造販売の許可を得て製造したことから設けられました。当初ラムネは「沸騰散」「ジンジャービア」などと呼ばれており、ゲップが出るので評判はよくありませんでした。

512日 ナイチンゲール・デー

 1820年のこの日に生まれたフローレンス・ナイチンゲールを看護婦精神の鑑として、世界赤十字社がその業績を讃えるために1920年に設けられました。「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げた」との言葉を残しています。

514日 温度計の日

 水銀温度計を発明したドイツの物理学者ファーレンハイト(1686~1736)が生まれたのを記念して制定されました。

5月21日 小学校記念日

 1869年、日本で最初の小学校として京都府上京第27番組小学校の開校式が行われました。

5月25日 食堂車出発の日

 1899年、山陽鉄道神戸-広島間の急行列車に、日本で初めて食堂車が連結されて走りました。東海道線に食堂車が登場したのはそれから2年後のことです。

 

 

「建設業での5Sについて」というテーマで講演して参りました!

建設会社での5Sこんにちは。安田コンサルティングの安田です。4月10日、香川県内の商工会さんの建設業部会で講演して参りました。テーマは「建設業での5Sについて」です。

5Sといえば製造業で頻繁にその重要性がうたわれていますが、建設業でもとても大事な取り組みの1つと言えます。

その理由の1つが「現場での災害を無くすため」です。5Sのスタートは整理整頓からですが、そこからミス(ヒヤリハット)を減らし、ケガや死亡事故を減らす効果があります。他業種より危険作業が多い分、効果は大きいと言えるでしょう。

ただし、現場はその都度変わります。5Sをチームで取り組むにも、現場に携わる企業は複数あり、その組み合わせも毎回変わります。だから導入がなかなか難しいのです。また元請企業であれば現場を取り仕切り5Sの導入も幾分進めやすいですが、下請企業は元請企業の意向に影響を受けるため、導入すらできないといったことも起こります。そのため、まずは倉庫や工具箱のなかといった、自社内で完結するところからスタートするのがいいでしょう。

「今さら、整理整頓だなんて・・・」

こんな心の声がすごく聞こえてきます。私は5Sは整理整頓、安全活動の1つだけには収まらない大切な要素が含まれていると考えています。

その1つは収益性の改善です。整理整頓は「もの探し」という生産性ゼロの行動を減らすなどいわゆる「ムダ減らし」活動の1つです。ムダ=浪費(コスト)ですから、そこを減らすことで収益改善につなげていくわけです。また整理整頓に清掃や清潔が加わると重機や工具の手入れといった活動も加わります。これも故障などによって現場が止まることを防ぐことになりますし、その延長上には「段取り」を大切にするという建設現場にとってとても重要なポイントにつながっていくのです。

2つめは人材(採用・定着・教育)についてです。5S活動の中で行われる「見える化」の工程は作業の標準化・ルール化につながっていきます。一匹狼・属人的な経験だけに頼った仕事ばかりでは、新たにその業界に入ってくる若手にしたら決して「魅力的な業界」とは映らないでしょう。「客観的にものごとを見える化してルールを決め、それを守る」こと。それは企業に求められる姿であり、その姿を見て「この会社で働いてみたい」という人が増えてくるのです。そうした取り組みは採用・定着率の向上だけでなく、5S活動を社員に主体的に取り組んでもらうことで、役割の認識し、成長と達成感を味わい、人から感謝されることでモチベーションがあがり、積極性や主体性を持つ社員に育てることにつながります。

今回の講演は1時間という短い時間でした。5Sの知識としてのレクチャーと上述のように「どうして5Sが大切なのか」、それと「ビジョンやモチベーション、組織力と5S」といった経営により近い視点での話を中心に行いました。

ご参加いただいた方の気づきと改善のきっかけとなっていましたら幸いです。