中小企業大学校にて「決算書の読み方講座」の講師を務めてまいりました!アンケートではうれしい結果も!(^^)!

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。今週の6月4日から6日までの3日間、新潟県三条市にある中小企業大学校さんにて「決算書の読み方講座」の講師を務めてまいりました。

こちら、9時40分~17時40分(休憩1時間)の7時間×3日間の長丁場研修。少しずつ内容をバージョンアップしながら2013年から続いている講座で今年で7年目ということになります。

講座の内容は以下の通りです。

(1) 研修の狙い
経営活動の成果を表した決算書を的確に読み解くことは、財務面から企業経営・業務を行っていく上で、非常に重要です。
本研修では、決算書の仕組みや用語の意味、数字の流れなどを理解した上で、決算書から経営体質や今後の課題などを読み取るポイントについて、モデル決算書を交えて具体的に学びます。
(2) 構成
a 決算書を読む前に
身近で比較が容易な企業の決算書を題材に、クイズやディスカッションを交え、イラストを使いながら細かい数字にとらわれず視覚的に理解を深め、決算書から企業活動を読み取れる面白さを味わいます。
1) 決算書とは
2) 決算書から読み取れる企業の戦略や背景の違い
3) 財務会計分野の全体像と各分野の概要
b 決算書と財務の基礎
決算書を読む上で必ず理解しておきたい事項について学びます。
1) 決算書の必要性
2) 決算書ができるまでの流れと用語の意味
3) 利益と資金繰りの違い
4) 中小企業と大企業の決算書の違い
c 決算書を読む
具体的なモデル決算書を題材に、企業活動の背景を理解しながら、決算書を読み取ります。
1) 損益計算書を読む
2) 貸借対照表を読む
3) キャッシュフロー計算書を読む
d 決算書から読む企業活動のヒント
具体的なモデル決算書を題材に、実際の企業活動との連動をイメージしながら、業種や戦略による財務体質の違いや今後の課題、事業展開に関する意思決定の手がかりについて、ディスカッションを交えながら学びます。
1) 企業体質と採算の考え方
2) 収益力の検証と改善のヒント
3) 資金繰りの検証と改善のヒント

いつも通りの全力投球。最後は受講者皆さんと握手を交わして研修を終えました。
本日お昼ごろ新潟から帰阪。事務所で仕事しておりましたら、アンケートの集計結果がメールで送られてきました。

「理解度」は約85%、「参考度」は無回答を除くと「大変参考になった」「ある程度参考になった」を足して100%になりました。安田先生のご尽力の賜物と深く感謝いたします。

あまり理解できなかった方が3名いらっしゃいますが、コメント欄を読むと、自身の理解力に起因する内容となっております。多くは、話が面白い、伝え方が上手、など肯定的な意見となっております。

理解度はまだまだ改善の余地があるということです。これからもがんばります。参考度は100%。この結果がとってもうれしいです!

こちらの講座。新潟だけでなく関西でも開催されます。気になる方はこちらをチェックしてください!

さて、今週は月曜日の前泊からずっと出張だったので、今日は久しぶりに家族と晩御飯です(^^)

宮城県松島町にて「建設業界の働き方改革の視線で見た人が集まる組織作り」というテーマにて講演して参りました!

安田コンサルティングの安田です。本日は5月24日に宮城県の松島町にて「建設業界の働き方改革の視線で見た人が集まる組織作り」というテーマにて講演して参りました様子をお知らせいたします。

こちらの講演は大手ゼネコンの宮城支部が開催する安全大会の講演です。実は昨年の6月に同社の山形支店さんが主宰する安全大会での講演でも呼んでいただきました。同じ企業さまの違う支店で再び呼ばれるのはとってもうれしいです。

もう働き方改革は構想ではなく具体的なステップが進んでいます。とても注目されていますし、今後数年は継続するでしょう。長時間労働の抑制、同一労働同一賃金、高齢者の就業促進。どれも大切なこと。でも実際にはもっと手前でやるべきことがたくさんあります。建設業界がもっとも悩んでいる課題。慢性的な人手不足です。

求人しても誰もエントリーしてこない。採用してもすぐ退職する。

この繰り返しです。では何を変えたらいいのでしょうか?「今どきの若い者は!!」と求職者側のせいにしても何も変わりません。できることといえば自らが変わることです。

そのためのキーワードが「人が集まる組織作り」です。

皆さんはどんな企業だったら働いてみたいですか?

給料が多い、休みが多い、残業が少ない・・・

はたしてこれだけでしょうか?

「人間は仕事を通して幸せになれる」

でも、そこに気が付くまで何年かかかったはずです。そこに気づくまでに途中離脱しないように様々な方策が必要なのです。私はそれこそが働き方改革だと思っています。

1社でも多くの企業が、そんなことを考えられる素敵な企業となり、繁栄し、幸せな人が一人でも増えることを願っています。

写真は講演後、飛行機まで時間があったので松島周辺をランニングして撮った写真です。さすが日本三景。美しい景観の中を走るのは気持ちがいいです。歩いて渡れる福浦島の弁財天にあるダルマです。どうしてダルマが置かれるようになったのかは調べていませんが、とっても素敵なところでした。

元気つうしん 2019年6月号 Vol. 47

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は「人材獲得に待った無し!人が集まる組織作りと求人活動」の後半です。

3.人が集まる組織作り

求職者が就職先を決める要素は給与待遇、福利厚生、仕事の内容、勤務地など様々ですが、それらを包括して一言で表現すれば「ここに就職して幸せになれるか?」ということになります。「そこで働く人々が皆幸せになれる組織」で働きたいと願っているのです。「幸せ」とは何でしょうか?自分が幸せかどうかは人それぞれの主観で決まります。だから「この職場で働けて幸せに感じているか?」という質問の答えは一人一人に聴いてみないとわからないわけです。この「一人一人」が組織作りのポイントになります。繰り返しますが、その一人一人が仕事を通して幸せになりたいと願っています。そして「幸せ」に対する価値観は皆異なります。「一人一人」に目を向け、「一人一人」の価値観を大切にし、「一人一人」が皆幸せになれるよう取り組んでいく。それが「人が集まる組織作り」の重要なポイントになります。また別の機会にその組織作りの進め方について説明したいと思います。

4.魅力ある組織であることの発信

求職者がエントリー先を選ぶ際にどういった行動を取るのでしょうか。最初に求人情報を確認します。労働条件や福利厚生、勤務地などを確認し、次は・・・殆どの求職者がパソコンやスマートフォンを使いその企業のホームページを見ながら情報収集します。ホームページの無い企業は論外ですが、みなさんの会社のホームページはどうなっているでしょうか。多くの企業ではホームページは顧客向けに作られており、求職者向けには味気ない「採用情報」のページぐらいしかありません。そこに載せられている情報は最初の求人広告などで確認済みなので新たな情報が得られずエントリーするかどうかの悩みは払拭されないのです。女性求職者の例で説明します。前述の通り女性の就業者が増えてきました。それでは皆さんの会社では今後何もしなくても女性の求職者のエントリーが増えていくのでしょうか。答えはノーです。女性求職者は「私が働きやすい環境か?」を判断するためにエントリー前にホームページを見ます。この女性が確認したいのは「私以外に女性の人はいるのか?」「女性にとって働きやすい職場か?」「現場での配慮は?」といった内容です。これらの事項に対し「社内の女性が活躍する姿」「女性社員数や育児休暇等の取得状況」「仮設トイレを始め女性に配慮した現場づくりの取り組み」などを発信していく必要があるでしょう。すなわち、情報発信は採用情報だけでなく前節の求人活動全体ということになります。すなわち、「わが社にくれば、君も幸せになれるよ!」ということを発信するのです。

いかがでしょうか。今回は人材に関する建設業界における状況と求人活動における大切なポイントを説明しました。皆さまが、優れた人材を確保し、全員が幸せになることで企業が発展していくことを願っています。

~建設業ニュース~

【解体工事業の追加に伴う経過措置期間終了について】

解体工事に関して、平成28年6月1日の法施行により、「とび・土工工事業」から分離され、新たに「解体工事業」として新設され、経過措置が設けられていましたが、5月31日で終了となりました。
なお、経過措置期間内に解体工事業に係る許可申請をしたとび・土工工事業者については、経過措置期間の経過後、申請に対する許可又は不許可の処分があるまでの間は、解体工事業に係る許可を受けなくても引き続き当該営業を営むことができます。