オンライン会議用集音マイク&スピーカーを買ってみました

こんにちは。株式会社パールの安田です。少しずつオンライン会議・研修の環境構築のためにハードを買い足しているのですが、今回は「ヤマハ ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム YVC-330 」です。

会議室どうしをZoomでつないで話す場合などで、集音マイクとスピーカの活用場面が増えてきています。ネットショップで検索しても数千円で購入できるものまで出てきました。それでも・・・「音を拾わない」「スピーカーの音量が小さい」「音質が悪い」「周辺のノイズを拾いすぎる」など様々な問題がありました。

特に多テーブルでの交流会などの環境では「周辺のノイズを拾いすぎる」という問題は結構深刻で、となりのテーブルでのディスカッションの声が邪魔になって話に集中できないという問題もありました。

この製品は『SoundCap』という機能があります。説明では「複数のマイクが音の発生源と本体の距離を高精度で推定し、遠くからの音だけを抑制。収音範囲制限機能により周囲の雑音を抑制することで、会議参加者の声を明瞭に届けることが可能です。」とあります。早速試してみました。

まずはSoundCap機能をオフに。これは少し離れている話者の声も拾いたいときに有効です。2メートルほど離れて普通の声量の声で話してもインターネットを介した相手に十分に鮮明に聞こえました。(性能の悪いマイクだと、遠く離れると声が不鮮明になってしまう)

そして次はSoundCap機能をオンに。同じく2メートルほど離れて話してみました。するとインターネットの向こう側がの相手は「ほとんど聞こえない。全然気にならない」ということでした。もちろん近づけば鮮明に聞こえます。だから別テーブルでの他人のディスカッションの声が邪魔にならないということになります。

他にもUSBからの給電で動き、それでもスピーカーからの声は大きくて十分という点、さらに付属のUSBケーブルは3mなので、PC本体とマイクスピーカーシステムを離した状態でも使えるという点も気に入っています。

スマホともBluetoothで接続できるので、さらに利用局面は増えそうです。

難点はやはり価格。6万弱という値段ですが、製品が届いて使ってみた感想では「安い製品を買って不満が残り買い替えるぐらいなら、最初からこれを買っておいたほうがいい!」ということでした。とっても満足しています。

オンライン会議・研修環境の構築についてはこちらのブログ記事もご参照ください。「オンライン研修用に、家庭用ビデオカメラをWEBカメラ化してみました!」
家庭用ビデオカメラをWEBカメラ化する話を掲載しています。

泉大津商工会議所にて『【初心者向け】いまさら聞けない決算書の読み方 ~損益計算書と貸借対照表編~』というテーマで講習してまいりました!!

こんにちは。株式会社パールの安田です。本日は先日泉大津商工会議所にて講師を務めてまいりました「【初心者向け】いまさら聞けない決算書の読み方 ~損益計算書と貸借対照表編~」のセミナーの様子をご紹介いたします。

こちらは案内チラシです。タイトルにもありますとおり、決算書を見たことも無いといった方々を対象にゼロから決算書の活用について説明してまいりました。

2時間という限られた時間ですので、貸借対照表、損益計算書の2つに絞り、構造と読み方のポイント、収益性や効率性の財務分析方法についても簡単に触れました。

安田の決算書関連のセミナーにはかならず登場するこちらの図。バスタブに蛇口からお湯をためる。でも底から漏れている。そのような状況のなかでバスタブのお湯を絶やさないようにすることが大切です。

蛇口が壊れたらどうすればいいでしょうか?答えは簡単。バケツでどこからか汲んできたお湯を足せばいいですよね。それを借入と呼びます。バケツは借りてくればいいのですが、いつかは貸してくれなくなります。

そして、バスタブのお湯の質も大切。なるべくサラサラの状態に保たないといけない。(人間の体と同じ。ドロドロ血はいけないのです)このお湯は会計上は資産と呼ばれ、いちばんサラサラしている資産を「現金」と呼びます。現金が在庫や売上債権になるとドロドロ度アップ。固定資産にかわるとさらにドロドロ。サラサラで保つためには無駄な固定資産をなくす。在庫や売上債権が膨れないようにする。

これで収益性とキャッシュフローを両方眺めながら経営ができるのです(^.^)

詳しくは、こちらの書籍をご参照ください。(最後は拙著の宣伝なのですが・・・)

 

元気つうしん 2021年4月号 Vol. 69

~事務所だより~

安田コンサルティングの安田です。本日は最近お問い合わせが急増しています事業再構築補助金についてお話いたします。

こちらの補助金は「新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。」というもので、何と言っても特徴は補助金額の大きさでしょう。

補助額 100万円~6,000万円   補助率 2/3

これまで設備投資で使われてきた「ものづくり補助金」の補助上限は1,000万でした。そして、もう1つの特徴は補助対象です。

【主要経費】
建物費(建物の建築・改修に要する経費)、建物撤去費、設備費、システム購入費、リース費

【関連経費】
外注費(製品開発に要する加工、設計等)、技術導入費(知的財産権導入に係る経費)研修費(教育訓練費等)、クラウドサービス費、専門家経費、広告宣伝費・販売促進費(広告作成、媒体掲載、展示会出展等)

建物費が対象になるとのことで、「作業場や倉庫を建て直したい」といった問い合わせがとても多いです。ただし、単純に作業場や倉庫を建て直すだけでは補助金は活用できません。「事業再構築補助金」の名称通り、新型コロナウイルスの影響でこれまでの事業が大きく打撃を受けており、指針では『「事業再構築」とは、「新分野展開」、「事業転換」、「業種転換」、「業態転換」又は「事業再編」の5つを指す』となっています。例えば新分野展開では以下のように指針で説明されています。

  • 【製品等の新規性要件】新分野展開に該当するためには、新たな製品等を製造等する必要があります。(過去に製造したことがあるものはNG)
  • 【市場の新規性要件】新分野展開に該当するためには、新たな市場に進出する必要があります。
  • 【売上高10%要件】3~5年間の事業計画期間終了後、新たな製品の売上高が総売上高の10%以上となる計画を策定することが必要です。

詳しくは下記のホームページをご覧ください。この原稿を書いている日(3月22日)では、まだ公募は開始されていませんが、間もなく始まる予定になっています。

https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html

~建設業ニュース

【建設業振興基金:CCUS未登録事業者含め施工体制登録可能に】

建設キャリアアップシステム(CCUS)運営主体の建設業振興基金は、CCUS未登録事業者も含め施工体制に登録する機能を4月に追加します。これにより上位下請が未登録でも下位下請をCCUS上の施工体制に登録可能となります。下位下請に所属するCCUS登録技能者の就業履歴が蓄積できるようになります。未登録事業者をCCUS登録後、施工体制に登録する機能も6月に備える予定です。

建設キャリアアップシステム: https://www.ccus.jp