CPDS対象講習会の講師として和歌山県紀美野町へ

 昨日は和歌山県紀美野町へ建設業の経営事項審査について話しにいってきました。紀美野町商工会さんでの講習会です。

 20年度の経営事項審査改正は和歌山県においては来年度から具体的な影響を持ち始めます。また、和歌山県では新業者評価制度という経営事項審査とあわせて評点計算する仕組みがあります。この二つをあわせた講習会です。この新業者評価制度は今までランク分けされ、ランク外の工事は入札に参加できない仕組みである程度小規模建設会社が守られる仕組みがありましたが、新制度導入により上位ランク者は下位ランクの工事に入札できるようになりました。(土木は直近下位ランクのみ)すなわち、下位ランクの企業は今まで競争してこなかった自分より大きな規模の企業との競争にさらされることになり、より競争は激化することになります。小さな企業においては収益の源泉ですが、大きな企業側にとっては閑散期に少し稼働率をあげるための目的だとか若手技術者に経験をつませる場といった目的で入札に参加してくる場合もあるでしょう。

 今後より厳しい状況におかれるため、攻めも大切ですが守りの体制強化も必須になるでしょう。