今日は久しぶりに書籍の紹介をしたい。『「儲かる経理」に30日で変わる究極の方法』である。実はこの本、古書屋で発見した。私も顧客と経理部門が単なる裏方ではなく営業や施工部門と同じく戦力として立ち上がる方法について話をすることが多いためタイトルが気になったので購入した次第だ。
ここに記載されていることの多くはとても有用なことばかりである。
・現金を扱わない
・帳簿は毎日つけない
・領収書も必要以上に整理しない
・ITを利用する
これらのことは経理部門の省力化・合理化に寄与する。あなたの会社の中でも上記のことに是非チャレンジして欲しい。(とってもそれだけでは取り組みようが無いので本書を見るか私にたずねてもらってもかまわない)
ここまでの話だけなら経理部門の管理者から反対攻撃にあうだけである。本書においても経理スコアラーと称して新たな役割を提言している。財務会計の専門家が簿記業務ばかりに時間を取られてはもったいないのである。そこでどんなに頭をひねっても会社は儲からないのである。管理会計を駆使し、そして経営者や現場スタッフにわかりやすいよう資料を工夫しながら提言する。これが儲かる経理(私は「戦う経理」と呼んでいる)の姿なのではないだろうか。
本書は会計の解説書ではない。ただ経理人としてあるべき姿が紹介されている。この本を読んで一皮剥ければ自分が本当にやるべきことが見えてくるように思う。
「儲かる経理」に30日で変わる究極の方法
実はこの本、古書屋で発見した。私も顧客と経理…