『実践!まちづくり』という本を読んだ。まちづくり3法が見直されたその内容を把握したかったことと、日本商工会議所が発行する月刊誌『石垣』で連載されている日本の各地域のまちづくり事例がまとめられており参考にしたかった点の2つが目的である。
まちづくりには本当に色々な手法がある。この本で紹介している事例ではその手法よりも「まちづくりも人である」ことに気がついた。その街を愛している『まちづくり馬鹿』の存在が重要なのである。利権がからまない人物であれば尚良いようだ。
まちづくりと言えば商店街にすぐ目がいってしまうが、商店街の各商店から歓迎されるまちづくりは失敗するという。何故なら自分の商売に関係が無いから歓迎されるのだ。商店街が悪くなるには色々な理由がある。改善を図るならまずは自分からということになる。そこにメスを入れない無難な方策など、単なる助成金の無駄遣いなのかもしれない。