会社法の入門書が多く出版されている。地元の商工会議所から送られてくる商工経営ガイドNo79も『この1冊で知る・わかる新会社法』という内容であった。施行される前から現在も様々な書籍が出版されている。そのうちの1冊を紹介したいと思う。
『ベーシック 会社法入門』は日系文庫から出版されている文庫サイズの入門書。まずは総括的に広く浅く新会社法の全体に触れたい人向けの書物である。経営者が自社の管理上必要な知識を掻い摘むようなリファレンス的な使い方は想定されていないと考える。構成は以下の通り。
1.企業活動と法
2.株式会社とは
3.株式会社の機関
4.株式の役割
5.会社の資金調達手段
6.損益の計算と分配
7.会社の組織変動
入門書であるから条文の解説書ではない。また各章の先頭でその内容をチャートにまとめられているため全体を整理するために役立てることができる。また要所要所で図式を用いた解説があり、入門書として初学者でも理解しやすい内容となっている。
ただ変更になった決算書の様式などには触れられておらず実務的な知識を得るためには別の参考書を補った方が良いかと考える。
ベーシック 会社法入門
会社法の入門書が多く出版されている。地元の商…
決算書様式等への解説もあれば、と思いますが
その他の項目を見ますと今の勉強に役立てそうです。
一度書店で見てみようと思います。
小さな文庫本サイズなので、すきま時間に読むにはいいのではないでしょうか。勉強がんばってください!