元気つうしん 2017年2月号 Vol.19

表

~事務所だより~

寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は1月17日が締め切りの補助金申請支援業務がひと段落し、ようやくいつものペースが戻ってきた感じがしております。今日は先日開催されました商工会さんでの研修について記載します。

1月13日に兵庫県朝来市の朝来市商工会青年部さん向けに「決算書を使った理念経営」というテーマで話しをさせて頂きました。「決算書の読み方」という研修に「経営理念の考え方」をミックスさせた研修です。

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経営理念とは事業を行う最高の目的を指します。その目的をはっきりさせるためにはまず自らの仕事についての誇り・意義に気が付かなければなりません。研修では飲食店やサービス業などを例に取りましたが、建設業で考えれば住宅やインフラ、各種設備などを守る役割を担うことで、その利用者がずっと笑顔で幸せに暮らせるといったことでしょう。それを経営者の一人一人が認識し社員に伝えていかなければなりません。プロとして顧客が満足する仕事をするのは当たり前のことです。そのさらに先にある「顧客の感動」を社員と一丸となって目指していくことが必要です。そしてその追求を通して社員は自らの仕事への誇りや遣り甲斐に気が付き自らの人生を豊かにしていきます。豊かな心を持った社員がその家族や周りの人たちに良い影響を与えて地域振興につながっていくのです。

今回の研修参加者は青年経営者。会社では「先代、自分、次の世代」、家庭では「親、自分、子ども」と命をつなぐ真ん中に位置する人たちです。その人たちに大いに夢を語ってほしいと願っています。そしてその夢を実現するためには、その将来像と現在とのギャップを把握しなければなりません。現状把握のために決算書が読めなければなりません。そこで研修では簡単に経営者としておさえておくべきポイントをいくつかお伝えしてきました。2時間という短い時間でしたのですべてを伝えるのではなく、「興味を持ってもらう」というところを重視しました。

終了後、懇親会にも参加していただき、青年経営者の思いを色々と聞かせていただきました。私も経営者の一人として自らの考えを伝えるとともに、研修内容の理解を深める機会にもなりました。

こうした研修が評判を得て紹介いただきいくつかの地域で同様の研修を開く機会をいただきました。地域の青年経営者が元気になり、社員や家族、地域の人たちが幸せになっていく。その一助となれるこの仕事の遣り甲斐を改めて認識させていただきました。

 

裏

~建設業ニュース~

【第21回建設業経営者研修のご案内】

(一財)建設業振興基金では、経営者、経営後継者、経営幹部の方を対象とした研修を開催しています。本年度は、「生き残るための建設業経営」というテーマで、経営の視点から、有識者等による講演及びパネルディスカッションを行います。全国から集まる参加者同士がコミュニケーションを深め、さまざまな情報交換が図れるよう研修終了後には懇親会を開催します。

 

日 時/平成29年2月17日(金)10:30~19:00(10:00受付開始)                   会 場/浜離宮建設プラザ(東京都中央区築地5-5-12 10F)         対象者/中小建設業の経営者、経営後継者、経営幹部の方           受講料/15,000円(税込・資料代、懇親会費)                詳しくはこちらをご覧ください。               http://www.shinko-web.jp/improve/000990.html

 

~月ごよみ 2月~

2月9日 ふくの日                            本場では、フグ(河豚)を「ふく」と発音し、福に通じて縁起がいいところから、下関ふく連盟が「ふく」を「2」「9」と語呂合わせして1980年に制定しました。

2月13日 苗字の日                            1875年「平民も必ず姓を称し、不詳のものは新たにつけるように」と義務付ける太政官布告が出ました。5年前の1870年9月19日に、最初の平民の称氏許可が出されましたが、効果が上がらなかったため再度布告されました。

2月20日 歌舞伎の日                           1607年江戸城で、出雲阿国が徳川家康や諸大名の前で初めて歌舞伎を披露しました。

2月22日 猫の日                            「猫の日制定委員会」の名で公募し1987年に制定されました。9000通の応募数の約30%を占めたのが「2」が三つで「ニャン、ニャン、ニャン」と猫の鳴き声を語呂合わせした2月22日でした。

2月26日 血液銀行開業記念日                            輸血に必要な血液を常に確保し、献血などを受け入れて血液を保存管理して、必要に応じて供給する血液銀行(現在の血液センター)が1951年に発足しました。

2月27日 新撰組の日                          1862年、幕末の京都で新撰組の前身である壬生組が結成されました。

                       

~雑記~

2月14日といえばバレンタインデー。日本では、女性が愛する男性にチョコレートを贈る日となりましたが、ヨーロッパでは、大切な友達にカードを贈ったり、子ども同士でキャンディを交換する日なんだそうです。近年、日本でも「友チョコ」という名前で友達に贈る人が増えています。中には、毎年贈る数が増えて困ると嘆いている人も。感謝の気持ちを伝えたり、イベントとして楽しむのはいいですが、負担にならない程度に楽しみたいですね。(Y)