元気つうしん 2021年9月号 Vol. 74

~事務所だより~

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。本日は8月に沖縄県の建設業関連団体様向けに行ったセミナーの様子をお知らせいたします。沖縄といいましてもコロナ禍ですので、Zoomによるオンラインで実施されました。

セミナーのタイトルは「建設会社のための輝くビジョンと人材戦略」です。事前に集まったアンケートでは、以下のような要望がございました。

・大卒内定者の辞退理由で大手企業への内定が多い、理由は待遇・経験値など様々。
(民間建築工事社長)
・採用はできているが社員の定着率はあまりよくない。(設備工事会社役員)
・高齢化・技術者不足があり育成もしたいがコロナで実案件も減少し実践での育成が
難しい。ICTの活用などを検討しているが行政や全国的なトレンドが知りたい。
(植栽工事会社役員)
・現在は人材に困っていないが数年先はどのように採用をするか思案している。
(改修工事会社役員)
・地元の若い人を採用したいが非常に難しい。外国人を採用しているができる職人は
すぐ成長するが技能実習生で国に帰り非常にもったいない。(型枠工事会社社長)
・BIMを5年前から導入しているが活用と育成が進まない。(設計事務所役員)

そこで、研修では以下の内容をお伝えいたしました。

1.ビジョンと人材について

2.建設業における働き方改革の法制度等

(ア) 建設業の働き改革加速化プログラム
(イ) 残業上限規制、割増賃金引上げ、有給休暇消化義務、同一労働同一賃金

3.採用のための企業PR

(ア) 採用と定着率向上
(イ) 求人票や求人広告
(ウ) ホームページやSNSでの発信

4.ビジョンと人材育成

(ア) キャリアプランと給与
(イ) 社内面談での意思疎通

5.iConstructionの推進と補助金活用

(ア) CIMの推進
(イ) ものづくり補助金活用等

※セミナーで配布しました資料が必要な場合は、安田までご連絡お願いいたします。
携帯電話:090-8466-2358

 

~建設業ニュース

【建設経済研、経済調査会/21年度建設投資見通しを上方修正/住宅着工が順調に回復】

建設経済研究所と経済調査会が最新の建設投資見通しを発表。2021年度の投資総額は4月の前回調査と比べ8600億円増の62兆9600億円に上方修正しました。コロナ禍の影響で20年度に低迷した住宅着工の回復ペースが想定以上に早まったことなどが背景にあります。政府建設投資の動向を慎重に見て22年度の投資総額は61兆8700億円(1・7%減)としました。