国土交通省が平成18年度の「公共建築工事標準歩掛り」と「公共建築工事数量積算基準」を公開した。
この数値を通常の積算見積等の業務以外に自社の歩掛りとの比較資料として用いてみて欲しい。多くの中小企業では公共工事の元請となることは少ない。下請として公共工事に携わった場合、標準歩掛りよりも効率良く作業を行うことは自社はもちろん元請企業側にも利益となる。そして標準化された作業では難しい他社との差別化ができるのである。
差別化をアピールする際には「○○工事を当社は標準歩掛りの2倍のスピードで仕上げることができます!」と具体的な数値を含めることが重要だ。数値を含めるにはいきあたりばったりではなく当然計算して根拠を得なければならない。計測して「自社は2倍ではなく1.3倍ぐらいだなぁ」でもかまわない。2倍という具体的な目標ができるからだ。
是非ともあなたの会社でも検討してみてほしい。