工事に使う重機の減価償却

 建設業経理事務士1級の試験がいよいよ来週日曜日。財務諸表の試験区分で出題されるであろう精算表の問題に日夜取り組んでいる・・・のだが完答できた例がいまだ無い。
 特に間違ってしまうのが減価償却計算のあたり。計算は単純な定率法、定額法なのだが、考慮しないといけない要件が多い。例えば工事に使う重機の減価償却費は工事原価となるが、期末に実際額を計上しても期中での原価把握に反映されなければ経営上都合が悪い。そこで行うのが予定算入だ。期首に概算で額を求め予め工事原価に算入する。精算表に表された固定資産額はこの予定算入額を反映したものであって、実額を期末に計算する際にはこの予定算入額を元に戻してから計算する必要がある。それ以外にも期中で重機の売買があった場合などはより複雑になるのである。
 最後のラストスパート、がんばりたい。