日経産業新聞より
穴吹工務店が工事の受発注業務について取引先企業と電子商取引を開始した。5年以内に取引先の7割を電子商取引でカバーする。見積依頼、回答、注文書発行、受理などを行う。3年後には工事進捗確認や請求業務まで拡大し一連の手続きを電子データで完結できるようにする。
電子商取引によるメリットは電子データの交換によるミスの軽減(手直し等のコスト増抑制)や管理業務時間の短縮、そして印紙税負担の軽減だ。注文請書に貼る収入印紙は最低でも200円。ある中堅ゼネコンだと年間3万件もの発注があるとのことで、最低でも年間600万円のコストダウンとなる。そのメリットを下請企業と分かち合ったとしても300万円である。コストダウンはそのまま利益につながるだけに導入効果は大きい。
穴吹工務店では交換する電子データの規格は「CI-NET」を利用している。ビジネスプロトコルなどの情報はこちらで参照できる。