情報処理技術者試験のアンケート依頼が届いた。過去の申込者から一定基準で選ばれたとのこと。何故?と思ったのだが受験申込者数が減少していることに対する方策を考える際の参考になると推測。依頼文にもそれらしい記述があった。
民間資格であればある程度受験者数を確保し、また資格維持についても講習会を開くなどして収入を得なければ資格制度自身の維持ができなくなる。情報処理技術者試験は国家資格でありそんなに切迫しているとは思えないが受験者数が減少傾向にあるのは確かなので問題視しているのかもしれない。
私としては受験者数を増加させるために制度を変更することは反対である。(難易度を下げて合格率を上げるなど・・・)区分をわかりやすくしてみては?という意見もある。もちろん、システム開発に一切関わったことがない人にはよく理解できない区分であろうが、関係者であればそれほど複雑な区分編成だとは思わないだろう。また、実務には役に立たないという意見もある。情報処理技術者試験が想定している開発手法などはそんなに特殊なものではない。それは我流の方法で開発するシステム会社が多すぎるということではないだろうか。設計や開発、テスト。どんな教科書にものっている手法でさえ実行できないシステム会社が多い。実務に役立たないのではなく実務がそのレベルに達していないと判断すべきだと考える。