金沢で決算書の読み方講座(入門編)の講師を務めて参りました!!

こんにちは。株式会社パールの安田です。本日は9月13日、14日に中小企業基盤整備機構金沢キャンパスにて実施された「決算書の読み方講座(入門編)」の様子をお伝えいたします。
こちらの講座は昨年度まで3日間コースで実施されていたものを入門編(2日間コース)、分析編(2日間コース)の2つに分割・リニューアルさせたものです。内容は以下の通りです。

1日目

決算書と財務の基礎

内容:決算書を読む上で必ず理解しておきたい事項について学びます。

  • 決算書で使われる用語の意味
  • 管理会計の全体像
  • 損益計算書と貸借対照表を読む
  • キャッシュフロー計算書を読む

利益とキャッシュフローの違い

内容:利益と資金繰りの違いを理解し、収益改善とキャッシュフローの確保をどう両立するかを学びます。

  • 利益と資金繰りの違い
  • キャッシュフローと資金繰りの改善のヒント

2日目

企業活動と決算書の関係

内容:企業活動が決算書に与える影響と、それぞれの決算書が連動して変化することを学びます。

  • 損益計算書/貸借対照表/キャッシュフロー計算書の関係

損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の計画づくり

内容:モデル決算書を題材に、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の計画づくりに取り組みます。実際の企業活動との連動をイメージしながら、決算書の読み方への理解を深めます。

  • 簡易キャッシュフロー計算書の作り方
  • 損益計算書の計画作成
  • 貸借対照表の計画作成
  • キャッシュフロー計算書の計画作成

今回新たに加わったのは2日目の計画づくりの部分です。損益計算書の計画を作ることはよくあることですが、なかなか皆さん手を付けないのが貸借対照表の計画づくり。

「あれっ?損益計算書では増収増益なのに、なぜか貸借対照表では現預金がマイナスになってる・・・」

これは実はよくあることで、そこがまさにこの研修で気が付いてほしいポイント。「儲かっているのに資金繰りが・・・」の問題を解決する術について色々とお話しさせていただきました。

貸借対照表の計画ができれば簡易的にキャッシュフロー計算書の計画も作ることができます。

「あっそうか!利益がプラスでも営業CFがマイナスだから現預金がマイナスになったのか」

という気付きを得ることができます。

2日間は長いようで短く、初秋の金沢で充実した研修を行うことができました。