「利益改善」について岡山で講演してきました

7月14日に「利益改善について」というテーマで講演してきました。
『建設会社としてどうあるべきか?経営戦略の立案と計画の策定、それは中長期的なビジョンの追求です。ビジョンの実現と日々の工事予算原価管理、利益管理がどのようにリンクするのか今後10年の動きを踏まえながら解説していきます。』という内容です。
今日の仕事は何のため? です。
建設会社の利益管理といえば個別原価計算と実行予算です。ともに手間がかかるため行っていない会社も多く存在します。またやっていたとしても形骸化してしまい、工事台帳を作るためだけに数字を入れ込んでいるといったケースが存在します。そこにはあまり「やりたい!」という気持ちは見えてきません。ようは動機づけができていないのです。
そこで先の質問です。「今日の仕事は何のため?」です。経営者にとっては利益のため。現場の方々にとっては日々の仕事をきっちりやることで自らの給与にもつながりますし、またやりがいも得られるでしょう。
では、毎日の仕事にやりがいを感じ、利益も得られて、そこから給与も支払われた・・・これが毎日毎日ずっと続いたとして、その先に何があるのでしょうか。
「その先」を据えている企業とそうでない企業の差は大きいです。
『うちは5年後の完工高10億を目指しているから』 経営者の動機づけとしてはいいかもしれません。でもその目標って楽しいですか?10億を目指すのは何故なんでしょうね??
仕事の動機づけは日々の充実と中長期的には皆が賛同するビジョンでしかありえません。そのあたりがどうリンクするのかを語ってきました。そして「やらされている」→「やらねば」→「やりたい」と変わった利益管理はどうあるべきなのかも併せて語ってきました。ビジョンのあり方も。
皆さんの経営のヒントになりますように!