『今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である』

Imag0069 車のダッシュボードにおいておき、いつも隙間時間に読み進めていた「日本語の作法」をようやく読み終えました。

読みやすいエッセイでしたが、著者がどこかから引用した次の言葉がとても心に残りました。

『今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である』

人生の中で無駄なことなど1つもないと思っています。しかし自分が無駄だと”あきらめてしまう”とそれは本当に無駄なのかもしれません。

だから、無駄に過ごさないためには1日、1日を諦めないことが大切だと思います。

目標を達成できなくても1ミリでも進む。あるいは全く進めなくても、いつか進むためのエネルギーを貯める。

風邪でへばって1日寝て過ごす。それでも自分が風邪になったわけと、そうならない予防策を考えてみる。あるいは昨日と違った1日をあえて楽しむ。

ダラダラとマンガを読みながら1日を過ごす。でも「読みたかったマンガが読み終えてよかった」と満足する。そしておもしろかったところを明日友人に話して相手を楽しませる。

人が「えらい!!」と褒め称えるような1日は過ごせなくても、「無駄」に終わらせないことはどのようにでもできます。

幸か不幸か、自分に甘いだけか、生まれてこのかた、無駄に生きた1日は無かったように思います。これからもそうありたいし、そうできるように準備しておきたい。