『建設業の働き方改革の視線で見た人が集まる組織作り』

こんにちは。安田コンサルティングの安田です。

11月13日に神戸文化ホールにて「建設業の働き方改革の視線で見た人が集まる組織作り」というテーマで講演して参りました。

建設業労働災害防止協会兵庫県支部さまが主催のいわゆる安全大会での特別講演です。90分という短い時間ですが熱く語って参りました。

建設業界は就業者数が減るなかで3割以上が55歳以上。そして30歳未満は10人に一人という状況です。10年後はどうなるでしょうか。55歳以上の多くの方は現場を離れ、そして次の世代を担う若い人が極端に少ない状況になっていきます。熟練技能者の現象は現場の品質・安全などに当然影響してくるわけです。

そうした状況を打破するにも「求人しても応募も無い!面接もすっぽかす!採用しても1日目から行方不明で連絡もない!」といった状態が続いています。

「いまどきのやつは・・・」

なんて愚痴をこぼしていても仕方がありません。我々事業者側でやるべきことを進めるしかありません。

では、具体的に何をしたらいいのでしょうか。もちろん短期的な特効薬などあるはずもなく。キーワードは以下の3つです。

  1. 成長(チャレンジ)
  2. 達成(夢や目標)
  3. 仲間(感謝と承認)

これらの3つのキーワードがあふれる組織にすること。最初の一歩は声掛け。次の一歩は「ありがとう」の言葉。そして5年後、10年後の夢を語り皆を巻き込んでいくのです。それらはすべて経営者の仕事。

社員さんに「ありがとう」と言ってますか??

講演ではこれらの話とは別に建設業における働き方改革についてもいくつかお伝えしました。CIMの進展、工期設定のガイドライン、建設キャリアアップシステムのことなど。時間が短かったので詳細はお伝えしきれませんでしたが入り口まではご紹介することができました。

ここ最近は「働き方改革」と「人材」に関する講演依頼がどんどん増えています。建設業界全体で不安と危機感がどんどん大きくなっているのでしょう。

そうした不安を1つでも消し去るためのヒントになってましたら幸いです。