リフォーム時のバリアフリー対策

不を解消するためのリフォーム。特に「不便」の解消はその中でも一番重要で優先される項目である。人によって「不便」を感じるところは異なるし、また同一人物であっても時の経過とともに「不便」と感じる箇所が変化する。
バリアフリーは段差の解消など対応内容が先行しがちであるが、基本的には居住者の「不便」を解消することが目的であることを忘れてはならない。そのため、バリアフリー対策も画一的な対応では無理が生じるのである。
ホームプロのホームページ『全面リフォーム時に考えるバリアフリー』にはトイレや浴室などの場所ごとのバリアフリーポイントが記載されている。しかし、どうしてそれがポイントとなるのか説明が無いのが残念である。このリストによって利用者の要望が限定されると本当の「不便」が見出せない場合も考えられる。利用者側の要望に隠れた本当の「不便」を追求できる工務店の対応が重要だ。