中小企業大学校関西校にて「財務の勘所」研修1日目

財務の勘所 中小企業大学校関西校にて「財務の勘所」研修の講師を担当しています。今日(22日)が1日目。
研修の内容は多岐にわたりました。そのなかで一番登場した図柄がこの蛇口とバスタブの絵です。
バスタブは企業の資産を表します。それが枯渇すると経営はストップ。枯渇しないようにしなければなりません。蛇口から売上・収入を得て、底から流れ出る費用・支出を抑えることで利益(バスタブのグレーの部分)が生まれます。こうして資産を増やしていくわけですが、利益がでなければ水かさが減りますから、強引に水かさを増やすためにバケツで水を入れてしまうというのが借入にあたるわけです。
バスタブは貸借対照表を表し、蛇口と底の排水は損益計算書を表します・・・といった話からスタート。
あとは以下のような内容でした。
・経営の中で重視すべきなのは売上、利益、現預金のうちどれか
・その重視すべきものを把握することができる決算書類はどれか
・貸借対照表、損益計算書で見るべきポイントはどこか
・キャッシュフロー計算書をどう使うか(どう作るかは明日のカリキュラム)
・損益分岐点分析の表面上の説明(本当に重視すべきなのは損益分岐点売上高ではなく、限界利益であること)
・財務3表をモデル図として表す方法
・そのモデル図から企業の問題を把握する方法
・キャッシュは在庫、売上債権の滞留時間の分だけ固定化されてしまうこと
・財務3表は経営活動の中でリンクしながら変化していくということ など
明日はワーキング中心の予定です。明日もがんばります!!